春きのこ、アミガサタケを探そう!

春が近づいてくると、早くきのこ散策に行きたくて週末が待ち遠しくなります。

『え?きのこって秋に生えるんじゃないの?』なんて思っていませんか。

いえいえ、確かに秋に生えるきのこは多いですが、春に生えるきのこもちゃんとあるんです。

今回は春のきのこの代表格ともいえる愛されきのこ『アミガサタケ』を探しに行ってきました。

春きのこ『アミガサタケ』とは

春きのこ、アミガサタケを探そう!
トガリアミガサタケ

アミガサタケは、主に桜や銀杏の木の周囲で見られる春のきのこです。

ハチの巣のように穴が空いた網目状のカサが特徴的で、時代劇などで虚無僧がかぶっている編笠(あみがさ)に似ていることからアミガサタケという名前が付きました。

慣れないと奇抜なきのこに見えますが、いざ実物を前にすると小ぶりでノスタルジィな雰囲気をたたえていて、とても可愛らしく感じます。

アミガサタケは美味しい食菌で、特にヨーロッパやアメリカ、中国などで好んで食べられています。

ちなみに、日本に輸入されている乾燥アミガサタケの価格を見ると、結構な高級食材です。

英語ではモレル(morel)、フランスではモリーユ(morille)、中国では羊肚菌と呼ばれています。

まずはブラックとイエローのアミガサタケを覚えよう

アミガサタケは、日本国内だけでも多くの種類が存在しています。

ただ、全部覚えるのは大変ですので、最初は『ブラックモレル』と呼ばれているトガリアミガサタケと、『イエローモレル』と呼ばれているアミガサタケの2種類をざっくり覚えるのがおすすめです。

ブラックモレルトガリアミガサタケなどカサの色が黒っぽいアミガサタケ
イエローモレルアミガサタケ、チャアミガサタケなど、色が黄色~白っぽいアミガサタケ

これは、3月下旬に発見したブラックモレルです。

トガリアミガサタケ
ブラックモレル

黒くてどっしりしているトガリアミガサタケと言われている種類で、名前の通りカサがつんと尖っている傾向があります。

こちらは、4月中旬に発見したイエローモレル。

アミガサタケ
イエローモレル

全体にクリーム色っぽく、アミガサタケと呼ばれている種類です。

ブラックとイエローは、軸とカサの間を見ることで見分けることができます。

軸とカサがぴったりくっついているのがイエローで、ちょっと離れているのがブラックです。

また、ブラックモレルとイエローモレルは発生時期が少しずれます。

まずはブラックモレルから始まり、だんだんとイエローモレルにシフトしていくイメージです。

おまけ、これはブラックともイエローとも違う、ヒロメノトガリアミガサタケ。

ヒロメノトガリアミガサタケ
ヒロメノトガリアミガサタケ

名前の通り、カサの網目が広めです。

春が来たらアミガサタケを探してみよう

寒さが和らぎ春の訪れを感じたら、そろそろアミガサタケシーズンの始まりです。

咲き始めた梅や桜を愛でつつ、きのこ探しに出かけてみましょう。

尚、気合を入れて山奥まで出かける必要はありません。

なぜなら、アミガサタケは緑地や道端などの身近な場所に生えるためです。

散歩のつもりで探しに行くくらいで、ちょうど良いです。

狙い目は桜並木や銀杏の木の周囲。

桜の花びらとアミガサタケ
桜の花びらとアミガサタケ

近所にこれらのスポットがあれば、重点的にチェックしてみて下さい。

ただ、なかなか思い通りに見つけられないのが『天然きのこ』でもあります。

こればっかりは、運やタイミングなどもありますので仕方ありません。

その分、出会えた時の感動は大きく、だからきのこ散策ってはまっちゃうんですよね。

アミガサタケを収穫する

お皿に載ったアミガサタケ

アミガサタケは美味しいきのこですので、採取を禁止されていない場所で発見できたら、自分で食べる分だけ収穫してみましょう。

軸の下の方を地面すれすれにナイフで切り取り、通気性の良いネットや紙袋に入れて持ち帰ります。

尚、アミガサタケを1本見つけたら、周囲もよく観察してみて下さい。

結構近くに生えている事が多いんです。

アミガサタケを調理してみた

採れたてのアミガサタケは食感が良く、バターやオリーブオイルでシンプルにソテーしたり、クリーム煮、パスタの具などにすると美味しいです。

また、アミガサタケを乾燥すると旨味が凝縮され、出汁や香りがより強くなります。

たくさん採れたら、ぜひ乾燥に挑戦してみて下さい。

アミガサタケの下処理方法

アミガサタケは、野生で育ったものなので葉っぱや泥などが付着しています。

ここがスーパー等で売っている栽培キノコと天然きのこの違うところです。

料理の前に、必ず下処理をしてこれらを落としましょう。

まずは、アミガサタケを半分にカット。

アミガサタケの中は空洞

中はこんな風に空洞になっています。

実はここに虫が入っている事が多々あるんです。

ダンゴムシ、ナメクジ、そして絶対会いたくないムカデなど。

こやつらを適切に処理しつつ、水道で水洗いしてこびりついた土などを落とします。

汚れが落ちたらいよいよ調理開始です。

【レシピ】アミガサタケと小松菜のソテー

アミガサタケと小松菜のソテー
アミガサタケと小松菜のソテー

《材料》(1人前)

  • アミガサタケ・・・1本
  • 小松菜・・・・・・2株
  • オリーブオイル・・適量
  • 塩コショウ・・・・適量

《作り方》

  1. アミガサタケをさっと流水で洗い汚れをとる。
  2. アミガサタケを縦1/4にカットする。
  3. フライパンにオリーブオイルを熱し、アミガサタケとざく切りにした小松菜をソテーする。
  4. しっかり火が通ったら塩コショウで味付けして出来あがり!

※アミガサタケは生で食べると中毒するため、しっかり加熱してください。
アミガサタケの量が多い時は、全体に火が通るよう湯こぼししてから使用しましょう。

アミガサタケはどんな味?

それでは、『アミガサタケと小松菜のソテー』をいただきます!

アミガサタケは、歯切れが良く程よい食感。

歯を当てるとぷちっと心地よく切れます。

そして、舌に感じられる濃厚な旨味。

うーん、美味い!

ということで出来れば今春、またアミガサタケを収穫しいろんな料理に挑戦したいと思います!

春のきのこアミガサタケのまとめ

  1. アミガサタケは春に生える食用きのこ
  2. 桜並木や銀杏の木の周囲で出会えることが多い
  3. 天然きのこのため料理の前に下処理が必要
  4. 歯切れがよく旨味がありとても美味しい

《おまけ》アミガサタケの歌を作ったので、ぜひ聞いてください!


《執筆者情報》

つゆきのこ プロフィール写真

露木 啓(つゆきのこ)

”キノコ”といったら露木までっ!

もともときのこ問屋の営業マンでしたが退職し、今はIT業界に勤めています。
ただ、それでサヨナラは寂しいので、キノコの記事を書いたり、YouTubeなどで情報発信することにしました。
きのこの歌も歌います♪

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