2023年7月29日 / 最終更新日時 : 2023年7月29日 いりさじょうじ きのこ研究 芝の上のフェアリー 先日、Twitterにこんなコメントが付けられて写真がアップされた。 「ホコリタケのコロニーによる芝生の活性化」 投稿されたのは東北大学助教の深澤遊先生である。 写真を良く見ると芝生が円形状に青々しているのが分かってもら […]
2023年7月17日 / 最終更新日時 : 2023年7月17日 いりさじょうじ きのこエッセイ MEGAを使って系統樹を描いてみました この6月、一昨年からのずっと気になっていたキノコに再び巡り合うことが出来た。さっそく阿部さんのところに送ってDNAを調べてもらったら非常に興味深い結果が出てきた。 Entoloma nipponicum(フチドリモミウラ […]
2023年7月8日 / 最終更新日時 : 2023年7月9日 いりさじょうじ きのこ研究 粘菌は毒キノコを制するのか? あれは3年ほど前の8月、摩耶の森クラブが主催しているイベント「粘菌観察会」に参加した。講師はマメホコリ工房という名前で活動を行っている片岡祥三さん。 実は摩耶の森クラブで粘菌の講師を探していると聞いたので、片岡さんはどう […]
2023年7月1日 / 最終更新日時 : 2023年9月19日 いりさじょうじ きのこ観察記 イボテングタケの「イボ」とは何なのか? NHKの朝ドラ「らんまん」が面白い。主人公、槙野万太郎のモデルは植物学者であり、「日本の植物学の父」とまで言われた牧野富太郎博士。その幼少から大人になっていくまでの物語である。 万太郎は幼少のころから見つけた植物たちにこ […]
2023年6月11日 / 最終更新日時 : 2023年6月12日 いりさじょうじ きのこ研究 ムジナタケを深堀りする きのこの観察会に行った際、同定台にずらっと並べられているキノコ達を前に説明を受ける。 「これがイタチタケですね。イタチタケの仲間にはあと二つ動物の名前がつくものがあります」 な~んて言うのがキノコの先生たちのいわゆる「て […]
2023年4月19日 / 最終更新日時 : 2023年4月30日 いりさじょうじ きのこ研究 イッポンシメジ沼へようこそ(中編) 「イッポンシメジ沼へようこそ(前編)」はいかがでしたでしょうか?イッポンシメジ属(Entoloma)の中でも一番「沼」なのはアオエノモミウラタケ亜属(Leptonia)と呼ばれている仲間だというのが分かったのは1年程前。 […]
2023年2月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月19日 いりさじょうじ きのこエッセイ イッポンシメジ沼へようこそ(前編) Twitter界隈では「イッポンシメジ警察」とか「エントローマ警察」とか呼ばれているが、決してイッポンシメジ属が詳しいわけではない。イッポンシメジが好き💗なだけであり、それゆえについついTwitterに上 […]
2023年1月28日 / 最終更新日時 : 2023年1月28日 いりさじょうじ きのこ研究 君はコテングタケなのか? このキノコの姿を目にした時に「ついに発見した!」と叫んだものである。 傘の色合い、質感、傘と柄のバランス、そして落ちかけたツバの色あいから判断したそのキノコの名は コテングタケ 良く似ていて、この名前から派生したキノコ「 […]
2023年1月17日 / 最終更新日時 : 2023年1月17日 いりさじょうじ きのこエッセイ 溶けるヒトヨタケの話(後編) 溶けないヒトヨタケ 北海道の阿寒湖周辺に行った時の事、苔むした木の少し平らになった部分からヒトヨタケの仲間の一群を見つけました(Fig.9)。 Coprinopsis(ヒメヒトヨタケ属)であろうとは思いますが、種類までは […]
2023年1月16日 / 最終更新日時 : 2023年1月17日 いりさじょうじ きのこエッセイ 溶けるヒトヨタケの話(前編) ヒトヨタケの名前について 「ヒトヨタケは溶けるキノコなんです」と教えてもらったのはキノコの観察会に入って間もなくの頃。説明するために手に持たれたそのキノコの姿を見て、誰もが不思議に思うことある。「これが一夜で溶けてしまう […]