2023年1月9日 / 最終更新日時 : 2023年1月11日 いりさじょうじ きのこエッセイ コウバイタケから見えてくる日本のきのこ分類事情 またかぁ、、と思った。コウバイタケよ、お前もか、とシーザーの様な気持ちになったのは言うまでもない。でもそれはこのキノコに会った時から予想していたもので、さほど驚きを持って迎えたわけではないことだけは言っておく。それが現在 […]
2022年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年11月30日 いりさじょうじ きのこ研究 ネズミザラミノシメジを分解する 今年の4月、変なきのこを見つけた。これを見て「あ、アレやな」と分かる人は余程の超越した同定眼の持ち主か、余程の変態かのどちらかだ。 少なくとも僕はどちらでもないので、これを見てもさっぱり何か分からなかった。いや、属どころ […]
2022年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 いりさじょうじ きのこ研究 コバヤシアセタケを分解する こいつを見つけたときに「あれだな?」と思った。 傘の径は3cmほどで、淡褐色。表面はひび割れた様でもあり、繊維状でもあるような大きな鱗片があり、ちょうどそれが模様の様になっている。質感は弾力があるんだけど、なかなか割れに […]
2022年10月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月9日 いりさじょうじ きのこエッセイ 阿寒湖きのこ紀行 またこの場所を訪れることが出来た。 豊かな水量を集めて悠々と淀みなく流れる川は、太古からのその姿を留め、悠久の時を駆け抜けて来たように見える。川の上に寝そべった大木も、まるでその姿のまま大きく育ってきたかのように景色の一 […]
2022年9月9日 / 最終更新日時 : 2022年9月17日 いりさじょうじ きのこエッセイ 「カエンタケは駆除すべきもの」なのか? どうも「人」といういきものの中には「得体の知れないもの」に対して恐怖の念を抱く人が少なからずいるようだ。 魑魅魍魎なんていう言葉がある。この漢字を「書いてみろ」と言われても全く書ける気がしないが、その字づらだけを見てもど […]
2022年8月28日 / 最終更新日時 : 2022年9月4日 いりさじょうじ きのこ研究 謎テングタケ図鑑 その2(ミドリガンタケを巡る旅) 大阪の公園にはヘビキノコモドキが良く発生する。このキノコも傘だけ見て、ともすれば「ヘビキノコモドキやなぁ」、、と軽くスルーしてしまいそうな、そんな感じではある。しかし注目して欲しいポイントが一つある。 柄の上部に付着して […]
2022年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年8月8日 いりさじょうじ きのこニュース 【特別寄稿】フウセンタケ属がとうとう分かれた! 文:ガイ・ナット(この記事は、2022年5月の東京きのこ同好会会報に掲載されたものです。) (この記事を纏めるのに辺り、本会の阿部さんにご協力をいただき、深く感謝いたします。) 今年の2月23日に、菌類学の国際ジャーナル […]
2022年8月2日 / 最終更新日時 : 2022年8月2日 いりさじょうじ きのこ観察記 ハナヨメタケを分解する このキノコを「ハナヨメタケ」と教えてもらったのは高橋春樹さんからであった。 何という麗しく、そして初々しい名前なのだろう、、、 この白いいで立ちに白無垢を着た花嫁姿を想像した名づけ親(今井三子博士)の想像力に感心するばか […]
2022年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年7月31日 いりさじょうじ きのこ研究 謎イグチ図鑑 その9(ウラベニイロガワリ近縁種) 某キノコ談話会主催の観察会後、一人で観察会が行われていた公園のぐるりを回っていた。その公園は集合時間までに戻ってくるには広すぎる公園なので、おのずと多くのエリアが観察会に参加する人たちにとっては未踏襲エリアとなっている。 […]
2022年7月23日 / 最終更新日時 : 2022年7月23日 いりさじょうじ きのこ研究 ナガエノチャワンタケか?それともクラガタノボリリュウなのか?はたまたナガエノケノボリリュウ? 事の発端はこうである。2020年11月、Twitterでもりうぴさんがナガエノチャワンタケ(らしき)の写真をアップした際に、役に立たないきのこ氏と僕が「ものいい」を付けたことから始まった。そのキノコは果たして「ナガエノチ […]