2023年7月29日 / 最終更新日時 : 2023年7月29日 いりさじょうじ きのこ研究 芝の上のフェアリー 先日、Twitterにこんなコメントが付けられて写真がアップされた。 「ホコリタケのコロニーによる芝生の活性化」 投稿されたのは東北大学助教の深澤遊先生である。 写真を良く見ると芝生が円形状に青々しているのが分かってもら […]
2023年7月8日 / 最終更新日時 : 2023年7月9日 いりさじょうじ きのこ研究 粘菌は毒キノコを制するのか? あれは3年ほど前の8月、摩耶の森クラブが主催しているイベント「粘菌観察会」に参加した。講師はマメホコリ工房という名前で活動を行っている片岡祥三さん。 実は摩耶の森クラブで粘菌の講師を探していると聞いたので、片岡さんはどう […]
2023年6月11日 / 最終更新日時 : 2023年6月12日 いりさじょうじ きのこ研究 ムジナタケを深堀りする きのこの観察会に行った際、同定台にずらっと並べられているキノコ達を前に説明を受ける。 「これがイタチタケですね。イタチタケの仲間にはあと二つ動物の名前がつくものがあります」 な~んて言うのがキノコの先生たちのいわゆる「て […]
2023年4月19日 / 最終更新日時 : 2023年4月30日 いりさじょうじ きのこ研究 イッポンシメジ沼へようこそ(中編) 「イッポンシメジ沼へようこそ(前編)」はいかがでしたでしょうか?イッポンシメジ属(Entoloma)の中でも一番「沼」なのはアオエノモミウラタケ亜属(Leptonia)と呼ばれている仲間だというのが分かったのは1年程前。 […]
2023年1月28日 / 最終更新日時 : 2023年1月28日 いりさじょうじ きのこ研究 君はコテングタケなのか? このキノコの姿を目にした時に「ついに発見した!」と叫んだものである。 傘の色合い、質感、傘と柄のバランス、そして落ちかけたツバの色あいから判断したそのキノコの名は コテングタケ 良く似ていて、この名前から派生したキノコ「 […]
2022年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年11月30日 いりさじょうじ きのこ研究 ネズミザラミノシメジを分解する 今年の4月、変なきのこを見つけた。これを見て「あ、アレやな」と分かる人は余程の超越した同定眼の持ち主か、余程の変態かのどちらかだ。 少なくとも僕はどちらでもないので、これを見てもさっぱり何か分からなかった。いや、属どころ […]
2022年11月3日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 いりさじょうじ きのこ研究 コバヤシアセタケを分解する こいつを見つけたときに「あれだな?」と思った。 傘の径は3cmほどで、淡褐色。表面はひび割れた様でもあり、繊維状でもあるような大きな鱗片があり、ちょうどそれが模様の様になっている。質感は弾力があるんだけど、なかなか割れに […]
2022年8月28日 / 最終更新日時 : 2022年9月4日 いりさじょうじ きのこ研究 謎テングタケ図鑑 その2(ミドリガンタケを巡る旅) 大阪の公園にはヘビキノコモドキが良く発生する。このキノコも傘だけ見て、ともすれば「ヘビキノコモドキやなぁ」、、と軽くスルーしてしまいそうな、そんな感じではある。しかし注目して欲しいポイントが一つある。 柄の上部に付着して […]
2022年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年7月31日 いりさじょうじ きのこ研究 謎イグチ図鑑 その9(ウラベニイロガワリ近縁種) 某キノコ談話会主催の観察会後、一人で観察会が行われていた公園のぐるりを回っていた。その公園は集合時間までに戻ってくるには広すぎる公園なので、おのずと多くのエリアが観察会に参加する人たちにとっては未踏襲エリアとなっている。 […]
2022年7月23日 / 最終更新日時 : 2022年7月23日 いりさじょうじ きのこ研究 ナガエノチャワンタケか?それともクラガタノボリリュウなのか?はたまたナガエノケノボリリュウ? 事の発端はこうである。2020年11月、Twitterでもりうぴさんがナガエノチャワンタケ(らしき)の写真をアップした際に、役に立たないきのこ氏と僕が「ものいい」を付けたことから始まった。そのキノコは果たして「ナガエノチ […]