2022年10月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月9日 いりさじょうじ きのこエッセイ 阿寒湖きのこ紀行 またこの場所を訪れることが出来た。 豊かな水量を集めて悠々と淀みなく流れる川は、太古からのその姿を留め、悠久の時を駆け抜けて来たように見える。川の上に寝そべった大木も、まるでその姿のまま大きく育ってきたかのように景色の一 […]
2022年9月9日 / 最終更新日時 : 2022年9月17日 いりさじょうじ きのこエッセイ 「カエンタケは駆除すべきもの」なのか? どうも「人」といういきものの中には「得体の知れないもの」に対して恐怖の念を抱く人が少なからずいるようだ。 魑魅魍魎なんていう言葉がある。この漢字を「書いてみろ」と言われても全く書ける気がしないが、その字づらだけを見てもど […]
2022年8月28日 / 最終更新日時 : 2022年9月4日 いりさじょうじ きのこ研究 謎テングタケ図鑑 その2(ミドリガンタケを巡る旅) 大阪の公園にはヘビキノコモドキが良く発生する。このキノコも傘だけ見て、ともすれば「ヘビキノコモドキやなぁ」、、と軽くスルーしてしまいそうな、そんな感じではある。しかし注目して欲しいポイントが一つある。 柄の上部に付着して […]
2022年8月7日 / 最終更新日時 : 2022年8月8日 いりさじょうじ きのこニュース 【特別寄稿】フウセンタケ属がとうとう分かれた! 文:ガイ・ナット(この記事は、2022年5月の東京きのこ同好会会報に掲載されたものです。) (この記事を纏めるのに辺り、本会の阿部さんにご協力をいただき、深く感謝いたします。) 今年の2月23日に、菌類学の国際ジャーナル […]
2022年8月2日 / 最終更新日時 : 2022年8月2日 いりさじょうじ きのこ観察記 ハナヨメタケを分解する このキノコを「ハナヨメタケ」と教えてもらったのは高橋春樹さんからであった。 何という麗しく、そして初々しい名前なのだろう、、、 この白いいで立ちに白無垢を着た花嫁姿を想像した名づけ親(今井三子博士)の想像力に感心するばか […]
2022年7月31日 / 最終更新日時 : 2022年7月31日 いりさじょうじ きのこ研究 謎イグチ図鑑 その9(ウラベニイロガワリ近縁種) 某キノコ談話会主催の観察会後、一人で観察会が行われていた公園のぐるりを回っていた。その公園は集合時間までに戻ってくるには広すぎる公園なので、おのずと多くのエリアが観察会に参加する人たちにとっては未踏襲エリアとなっている。 […]
2022年7月23日 / 最終更新日時 : 2022年7月23日 いりさじょうじ きのこ研究 ナガエノチャワンタケか?それともクラガタノボリリュウなのか?はたまたナガエノケノボリリュウ? 事の発端はこうである。2020年11月、Twitterでもりうぴさんがナガエノチャワンタケ(らしき)の写真をアップした際に、役に立たないきのこ氏と僕が「ものいい」を付けたことから始まった。そのキノコは果たして「ナガエノチ […]
2022年6月25日 / 最終更新日時 : 2022年10月23日 いりさじょうじ きのこ研究 謎のきのこ、ヒメコンイロイッポンシメジの正体を探る はじめに 以前から疑問に思っていたヒメコンイロイッポンシメジ。ネット上に本種としてアップされているものはどうも疑わしく、「ドキッときのこ」または「きのこ雑記」にアップされているものが一番近いのではないか?と思って覗いては […]
2022年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年6月9日 いりさじょうじ きのこ観察記 謎イグチ図鑑 その8 今年はまだあまり菌根菌に出会えていない。関東の方ではすでにヤマドリタケモドキも出ているようだし、タマゴタケも発生したと茨城の人がアップしているのに、だ。 いったいどうなっているのだ。 雨と気温の関係がなんちゃらかんちゃら […]
2022年6月2日 / 最終更新日時 : 2022年6月8日 いりさじょうじ きのこ研究 最近見たナラタケの仲間を分類してみる 本郷さんとナラタケ 「原色日本新菌類図鑑」(保育社、1987年発行)のナラタケのページをご覧になったことがあるだろうか?そこには「ナラタケ」という和名と「Armillariella mellea (V ahl:Fr) K […]