きのこファッションアイテム紹介(アクセサリー編)
初めまして!樹林(ジュリン)と申します。
このサイトに登場するくらいですので、私も無類のきのこ大好きです。食べるのも、探すのも好き。研究や栽培もかじりました。
でもそういった分野はほかのきのこびとさんが網羅していますし、せっかくなので違う切り口から。
というわけで私は、きのこファッションアイテムをご紹介します!
ファッションにおけるきのこというと、真っ先に浮かぶのは赤地に白い水玉模様のメルヘンな柄、ベニテングタケではないでしょうか。ベニテングタケを模した帽子は定番です。
↓こういうやつ。

・・・しかし!世の中にはきのこを模した魅力あふれるファッションアイテムが、ほかにもたくさん!!!
その一部、これまで私が集めてきたものをご紹介します。
ありすぎてキリがないので、この記事ではアクセサリーを中心に5点挙げます。
NO.1 ウスキブナノミタケペンダント(白)

初っ端から、なぜそこを突く・・・といった印象のきのこアクセサリー笑
遠目にはきのことは分かりませんが、その控えめさゆえ身に着けやすいと思います。
ウスキブナノミタケの、ひょろっと華奢な姿の作りこみはもちろんですが、きのこを囲むブナの葉の造形が細かい。この、葉脈がシンプルで谷になる感じ、うまいこと特徴を捉えています。
色は白と黒の2パターンあります。黒は黒で、いぶされたようなシックな質感が味わい深いです。いつかこちらもお迎えしたい。
kinoko-monoさんというアクセサリー作家さんによる作品。名前からしてきのこ愛がすごい。
No.2 アマガエルとホウライタケ属キノコの指輪


かわいいいい!!!個人的にお気に入りのアクセサリーの一つ。きのことカエルの相性って抜群ですよね。
商品名に「ホウライタケ『属』」ってついているのがまた良いです。きのこの難しさ、奥深さを分かったうえでの作品、って感じがして好印象♪
この商品、対応サイズは元々8~19号だったのですが、わたくし指がだいぶ太めで、19号でも小指じゃないと入りません。でもどうしても欲しくて、サイズを相談したところ、対応してくださりました!というわけで25号で購入。写真はその25号のもので、8~19号の場合はきのこ少なめです。作家さん曰く、バランスをよくするためにサイズアップとともにきのこを増量したとのこと。
ウスキブナノミタケペンダントと同じく、kinoko-monoさんの作品です。
No.3 ベニテングタケ腕時計

定番、ベニテングタケの腕時計です。派手なカラーリングながら、男女問わずさりげなく身に着けられて、なじみやすいアイテム。ある程度人の目には留まるので、初対面の人との会話のきっかけにもなりやすい!
バンドはキャメル、ブラウン、ブラックの3色展開(写真はブラウン)。さらに、ベニテングタケ以外にシイタケやナメコもあります!!
とけい屋びと。さんの作品。なんかこのサイトと名前似ていますね笑
そしてこの写真、よく見ると腕時計の右側に何か気になるものがあるのにお気づきでしょうか?

実はこれもきのこなんです!No.4に続きます。
No.4 冬虫夏草バングル

腕時計の隣にあったのは、もはやただの針金と言われてもおかしくない冬虫夏草バングル。モチーフはカメムシタケです。目の付け所がマニアックすぎる・・・。
でも、近くで見るとこれまた造形が細かいんです。

分かりますか?この縦筋!あのカメムシタケ特有の、ナラタケの菌糸束みたいな硬い質感(←特有と言いながらきのこをきのこで例えて申し訳ありません)、これがしっかり表現されているんです!これを見たら、きのこ好きなら垂涎ものではないでしょうか。
作ったのはGARAGEさんというアクセサリー作家。ほかにも凝ったきのこモチーフのアクセサリーが多く、ラインナップを見ているだけでも心躍る、そんな作家さんです。
No.5 番外編 着せ替えコガネリング

もはやきのこでもなんでもない、めちゃリアルなコガネムシの指輪です。金属の重厚なフレームに、天然石がはめ込まれています。なぜこれを紹介したかというと、もはや私の完全なこじつけなのですが、この翅の部分の石の模様がきのこっぽいな、って思ったんです。
そのきのこというのが、アオゾメクロツブタケ(Rossbeevera eucyanea)。このきのこは、シイ・カシ林などの地上に発生する地下生菌の一種。表面が白くて、傷つくと青く変色します。
↓実際に生えている様子がこちら。

どうですか?似ていませんか??じわっとにじむように色が変わっているあたりが近い感じがします。※個人の感想です。
さらに、この指輪、驚くべき仕掛けがあります。それが・・・。

翅をパカッと開けて、中の石を変えることができるのです!!!ずいぶん凝った作り!
というわけで別の石を入れてみました。

じゃん!今度は白地に黒いまだらというシックな色合い。
これも実は、きのこに似ているな、って思ったんです。そのきのこは、ホシミノタマタケ属(Octaviania)。アオゾメクロツブタケ同様、シイ・カシ林などの地上に発生する地下生菌。こちらは属内の一部の種で、表面が白色から弱く黒変します。
こちらは特徴をとらえた良い写真が手持ちになかったためほかのサイトを参照します。こちらをご覧ください。
これも変色した様子が近いと感じたのですが、アオゾメクロツブタケ以上にこじつけというか、私の主観が入りすぎている感が否めず…。大目に見てください…。
この指輪はmeminiさんというアクセサリー作家で、きのこモチーフは本来作っていません笑。動物や昆虫モチーフのアクセサリーを中心に作っていらっしゃいます。
いかがだったでしょうか。
皆さんもきのこファッションアイテム探してみてください。