学会のすゝめ
『ガッカイ』ってどんなところ?
わたしは、きのこを勉強しだしたころは、“学会”ってめちゃくちゃスゴイところだと思っていた。
ちゃんと勉強しているめっちゃアタマのいい大学で研究している人の集まりで、
ムズカシイ定義だとか専門用語だとか飛び交っていて、
わたしなんぞ、縁のないところだろう・・・と思っていた。
わたしのきのこ研究のきっかけは、放送大学のきのこゼミがはじまりだったので、
どちらかというと、ガクジュツ的なきのこの勉強にはじめから触れていたわけなので、
この『ガッカイ』の話を聞く機会は多く、
しかも師事していた先生は日本菌学会の元会長であったので、たしかに身近ではあった。
卒業研究でアミガサタケの生活様式について調べたので、
思い切って、なにも考えずに、日本菌学会でわたしの研究を発表させていただいたのだが
いやぁ~・・・なんというか~・・・
日本菌学会、めちゃ 面白いぢゃん!!
→ 前に体験記をアップしているので、見てね☆
(きのこびと:日本菌学会大会2018に参加して
https://kinokobito.com/archives/3208)
いやぁ~まじで、これまでのイメージは払しょくされました!
こんなに面白いのに、なぜに みなさん参加しないのか??
わたしと同じように、なんとなく敷居の高いイメージを持っているのではないだろうか??
そこで、今回は、「ガッカイ」へ みなさんをいざなってみたいと思います。
おすすめの きのこのガッカイ
「ガッカイ」といえど、研究内容によって、たくさんの「ガッカイ」があります。
日本菌学会のリンク先に一覧があるので、どうぞ、ご覧あれ!
日本菌学会 リンク: https://www.mycology-jp.org/html/link.html
一番メジャーなのは、なんといっても、日本菌学会 でしょう~!!🍄🍄
きのこの研究をしている研究者は、おそらくほとんどが加入しているのではないかと思われます。
その日本菌学会の支部として、「関東支部」、「西日本支部」があり、
さらに、研究分野に応じて、いろいろな学術団体に細分されています。
このリストの中に、わたしも入っている、または入りたい!と考えているガッカイがいくつもあります。
素人目からみると、ガッカイによっては、
とても高い学術レベルを要求され、ちょっと入りにくいな、と思うところもあるようです。
特定の分野に強く興味を持っていて、研究や勉強をされている方にとっては、
それは当たり前、なのかもしれませんが、
なんとなく面白そうだな~と思ってなにも考えずに入会してみると、
「ぜんぜんわからんぢゃん!!」となることはあるかもしれません~・・・
なので、これからガッカイ入ってみようかな? と思っている人に向けて、
わたしの勝手な根拠もなにもない! おすすめきのこガッカイ ベスト3を発表します
1.日本菌学会
日本菌学会 HP : https://www.mycology-jp.org/
いわずもがな きのこの学会のドン的存在!
学術的なきのこについて、堪能できる。
2.日本菌学会 関東支部
日本菌学会関東支部 HP
http://www.mycology-jp.org/~kb-msj/index.html
いやまじで、入会しないという理由がまったく思いつかない!!
年間費1000円でこれだけ堪能できるのは、人がいいとしか言いようがない。
3.きのこ学会
日本きのこ学会 HP: https://www.jsmsb.jp/
いわずと知れたその名の通り、きのこの学会!
きのこの栽培関係の研究発表が多い、そして社会に役立つためのきのこの最先端の研究を知ることができる!
きのこの名前を探るだけぢゃ だんだんと物足りなくなってきている そこのアナタ!
ガッカイに参加して、きのこの謎の世界に触れると、世界がまた一層広がりますw
日本菌学会 関東支部 のおすすめポイント!
なかでも、わたしがイチオシなのが、日本菌学会 関東支部!
なにを隠そう!つい先日、わたしの研究を年次大会で発表させていただいた。
http://www.mycology-jp.org/~kb-msj/news/kbmsj_news210420.html
ちなみに今年は、会員のみの参加で、ZOOMを使った大会だった・・・
学会後の懇親会がなかったのは残念~・・(´;ω;`)ウゥゥ
(ちなみに、去年は、コロナ禍のため、中止)
でも、スゴい先生方からご意見を頂戴することができました!
わたしみたいに、中途半端モン もちゃんと参加させてもらえて、
研究をもっと学術的に昇華させるにはどうしたらいいのか?アドバイスをもらえるというのがめちゃいいところ!
もっともっといろんな人に参加してもらいたい~!ので、
わたしが、参加するべし!と思うポイントをあげてみましたよ🍄
① 会費が安い!!
日本菌学会は、年間費は、正会員:11,000円
(わたしがオトナだけど学生だから、5,500円!)
まぁ、そんなもんなのかなぁ~・・と思っていたら、日本菌学会 関東支部は、1,000円 !!
参加する価値ありすぎのイベントも盛りだくさん(去年と今年はコロナ禍のためほとんど中止)なのに、
これは安すぎでしょう~!!
② 偉大な先生方とめちゃ話せる!
これは、ガッカイの大きな意義のひとつですね~!
日本菌学会 関東支部は、年次大会(4月ごろ)と菌学シンポジウム(12月ごろ)があります。
そこでいろいろな研究発表や活動の報告などがあり、そのあとに懇親会があるのですが、
そこで、それぞれの分野で活躍されている先生方と濃厚な時間をすごすことが出来ます!
きのこの世界の先生はみな気さくな方ばかりです!
わたしみたいなのが変な質問しても、笑顔でわかりやすく対応してくださいます。
③ イベントが面白すぎる!
関東支部では、いろいろなイベントが開催されています。
そして、関東支部だけでなく、つながりのある団体のイベント情報もメールなどで送られてきます。
入会していなければ、なかなか開催を知ることが出来ない菌類の観察会や勉強会も多いのです。
今年もコロナ禍でほとんどのイベントが中止になってしまっていますが、
いまのところ、10月ごろに神奈川付近で観察会を予定しているようですよ~!
これは、参加する価値ありありでしょう!!
と、ざっくりとガッカイの入会メリットを書き出してみました。
きのこって、いまだ謎が多く、知れば知るほど面白い生命体だということがわかります。
菌学関係の学会の多くは、誰でも気軽に入会できるものが多いので、
ぜひ、参加されてみては??
あなたのきのこワールドが、より充実して、さらにミラクルに変化していくこと間違いなしです!
(2021.5.5 CHIE. HAYASHI)