プランター栽培のヒラタケを収穫!英名の『オイスターマッシュルーム】につられてフライにしてみた
先日、庭に置いていたプランターからヒラタケを収穫しました。
これは、昨年秋にヒラタケの菌床を埋めておいた2年目のプランターです。
昨年は3回位収穫出来ましたが、今年も生えてきてくれました。
このヒラタケ、英語圏ではOyster Mushroom(オイスターマッシュルーム)と呼ばれています。
日本語にすると『牡蛎のきのこ』です。
牡蛎といえば……牡蛎フライが美味しい!
ということで、収穫したヒラタケは英名につられてフライにしてみたのでした。
ヒラタケとは
ヒラタケは、広葉樹の朽ち木や倒木などから発生するきのこです。
成菌になるとカサが平らになるため、ヒラタケと名付けられました。
天然物は、秋~冬の寒い時期に生えるので、別名『寒茸(カンタケ)』とも呼ばれています。
ヒラタケはとても美味しい食菌で、世界中で栽培されて食べられています。
日本でも例外ではなく、栽培の歴史はブナシメジよりも古いです。
ただ、日本ではなぜかあまり生産量が伸びず、マイナーなきのこ扱いとなってしまいました。
本当に、めちゃくちゃ美味しいきのこなんですけどね。
個人的には、青果店やスーパーなどの棚に並べた時に、他のきのこに比べて日持ちが悪く、カビのように見える菌糸が発生してしまうのが、日本で浸透しなかった原因の一つだと思っています。
ただ、近年きのこ栽培大手のホクトさんが『霜降りひらたけ』という商品名で販売し、スーパーなどでよく見かけるようになってきました。
ヒラタケの復権は近いかもしれません!
ヒラタケの英名はOyster Mushroom(オイスターマッシュルーム)
ヒラタケは、英語圏では『Oyster Mushroom(オイスターマッシュルーム)』の名で親しまれています。
オイスター、つまり『牡蛎(カキ)のきのこ』です。
なぜ、陸に生えるきのこなのに牡蛎なのでしょうか。
これは、ヒラタケの形に由来しています。
日本では、ヒラタケが育ち切った形から『平らな茸(きのこ)』と表現しましたが、実はその前段階で貝殻型になるんです。
その形状から、OysterMushroomという英名が付けられました……というのが濃厚な説。
もう一つ、『ヒラタケの味が貝に似ているから』という説もあります。
確かに、ヒラタケの仲間のタモギタケなんかは、味噌汁にすると貝みたいな出汁が出るんですよね。
ですから、こちらの説も捨てがたいです。
庭でプランター栽培しているヒラタケを収穫
11月中旬、庭のプランターからヒラタケが発生してきました。
このプランターは、昨年の秋にヒラタケの菌床を2つ埋めておいたものです。
昨年の秋~冬にかけて3回くらい収穫した後、庭に出して放っておいたのですが、今年も生えてきてくれました。
外に出してからは水やりもしていないのですが、ヒラタケって本当に強いなぁと感心させられます。
世界中で栽培されているだけのことはありますね。
Oyster Mushroomの英名につられてヒラタケフライに
せっかくなので、食べごろのヒラタケを収穫。
うーん美味しそうです。
何の料理にしようか迷いましたが、英名のOyster Mushroom(牡蛎のきのこ)にヒントを得て、フライにしてみることにしました。
牡蛎フライ、美味しいですもんね!
料理の様子をショート動画にまとめたので、良かったらご覧ください。
さて、フライにしたヒラタケはというと……
めちゃくちゃ美味しかったです!
ヒラタケは旨味が強く、油との相性も抜群に良いきのこです。
フライに合うのは当たり前かもしれません。
いや、本当に、美味しいし栽培もしやすいので、日本でもっと流行っていいきのこだと思います。
皆様もスーパーなどでヒラタケを見かけたら、ぜひヒラタケフライをお試しください。
まとめ
- ヒラタケは世界中で栽培され食べられている美味しいきのこ
- 日本でも栽培の歴史は古く、最近ではホクトさんが『霜降りひらたけ』の名で販売している
- 英名はOysterMushroom(オイスターマッシュルーム)と言う
- ヒラタケは油との相性が良く、フライにすると美味しい!
《執筆者情報》
露木 啓(つゆきのこ)
”キノコ”といったら露木までっ!
もともときのこ問屋の営業マンでしたが退職し、今はIT業界に勤めています。
ただ、それでサヨナラは寂しいので、キノコの記事を書いたり、YouTubeなどで情報発信することにしました。
きのこの歌も歌います♪
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