【人気の天然きのこ】ラクヨウの麺つゆ煮レシピ!カンタンで超美味しい
先日、子供たちと山にきのこ狩りに行ってきました。
地上はまだまだ残暑が厳しく汗が止まりませんが、山の上は涼しくてすっかり秋。
程よい湿度もあり、たくさんのきのこに出会うことができました。
なかでもポコポコ生えていたのが『ラクヨウ(落葉)』と呼ばれるハナイグチです。
一部収穫して煮物にしてみたところ、カンタンに作れてとても美味しかったので、レシピを紹介いたします!
ラクヨウ(落葉)きのことは
ラクヨウ(落葉)は、秋にカラマツの木の周囲に発生するきのこです。
カサ表面はオレンジ色、軸は黄色で、カサの裏は『管孔(かんこう)』といって、スポンジの様にたくさんの穴が見られます。
また、カサにぬめりがあるのが大きな特徴です。
ラクヨウは食べられるきのこです。
肉厚で食感・味共に良く、まとまって生えることが多いので、各地できのこ狩りの主役として親しまれています。
特に、北海道と長野県では人気が高いです。
ラクヨウの正式和名は『ハナイグチ』
ラクヨウというのは俗称で、このきのこの正式和名はハナイグチ(花猪口)と言います。
関東きのこの会のちょこすき~☆さんの記事によると、『花が咲き乱れるようにたくさん発生するイグチだからハナイグチと呼ばれている』という説があるとのこと。
なんて素敵な名付け方!
たしかに先日山にきのこ狩りに行った際は、あちこちの地上からポコポコ発生していました。
ちなみにイグチというのは、カサ裏がしいたけのようなヒダではなく、主にスポンジの様な菅孔(かんこう)状になっているきのこ達を指します。
ラクヨウ(落葉)は、北海道でよく使われる俗称です。
また、長野県では『ジコボウ』『リコボウ』などと呼ばれています。
これだけ各地で多種類の俗称があるのは、ラクヨウが愛されている証拠と言えるでしょう。
ラクヨウの下処理方法
ラクヨウはカサにヌメリがあり、そこにカラマツの落ち葉やゴミなどがたくさんくっついています。
また、軸の中に虫が入り込んでいることもあります。
そこで、調理前に必ず下処理を行いましょう。
- 根元を切って大きなゴミを取る
- 水洗いする
- 虫出しする
1.根元を切って大きなゴミを取る
ラクヨウは地上に生えるきのこですので、根元には土が付着しています。
根元が残っている場合は、端っこを切り落としてください。
また、落ち葉などの大きなゴミは予め取り除いておきます。
2.水洗いする
ラクヨウを水洗いして細かいゴミを取り除きます。
ボールなどに水を溜め、手で軽くこするように洗ってください。
水洗い後はきのこが劣化しやすくなるので、出来るだけすぐに調理しましょう。
3.虫出しする
軸に穴が開いていたら、中に虫が入り込んでいる可能性があります。
そこで、塩水に10~15分程度浸けて『虫出し』します。
※今回採ってきたラクヨウは、虫が見られなかったので虫出しは省きました。
ラクヨウきのこの麺つゆ煮レシピ
ラクヨウは肉厚で食べ応えがあり、旨味のあるきのこです。
炒め物や天ぷら、煮物などにして食べられます。
今回は、麺つゆで煮て大根おろしを添えていただきました。
カンタンに作れてとても美味しく出来たので、レシピを紹介いたします。
《材料》(4人前)
- ラクヨウきのこ・・・300g
- 麺つゆ(煮物用)・・250cc
- 大根おろし・・・・・適量
《作り方》
- 下処理済みのラクヨウきのこを食べやすいサイズにカットする
- 鍋に入れ、煮物用に希釈した麺つゆをヒタヒタになるように入れる
- 30分程度煮込む。途中あくが出るので丁寧に取り除く
- 器に盛り大根おろしを添えて出来上がり
- ポイント:冷蔵庫で冷やすとより食感が出て美味しいです。
煮物にしたラクヨウは、柔らかいのに程よい食感があります。
また、香りはそこまでありませんが、旨味が強くとても美味しいです!
ラクヨウをたくさん収穫したら、ぜひこのレシピを試してみてください。
まとめ
- ラクヨウ(落葉)は秋にカラマツの木の周囲に発生するきのこ
- ラクヨウは俗称で正式な和名は『ハナイグチ』と言う
- ラクヨウは肉厚で食べ応えがあり、とっても美味しい!
”キノコ”といったら露木までっ!
もともときのこ問屋の営業マンでしたが退職し、今はIT業界に勤めています。
ただ、それでサヨナラは寂しいので、キノコの記事を書いたり、YouTubeなどで情報発信することにしました。
きのこの歌も歌います♪
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