【番外編】南の島編(1)
今回は、いつもの「きのこ豆知識」の番外編を書いてみました。(これからもちょこちょこ出てくるかも…)実際にきのこちゃんが訪れた初めての場所での感動したことや経験したことを書いていこうと思います。
梅雨の時期、きのこちゃんはたまに南の島へと遊びに行っています。今回は、その「旅路の記録」を書いていきます。
南の島の風景
6月のとある日、今回は福岡を飛び出して「石垣島」と「西表島」へ遊びに行きました。福岡は雨。そしてスマホを見ると現地(石垣島)の天気予報は雨。ちょっとだけテンション下がり気味で飛行機に搭乗しました。
福岡空港を飛び立ち、一気に雲の上へ。約2時間の空の旅はあっという間に過ぎてしまいました。空港をでるとムワッと蒸し暑い空気が流れていました。現地の天気は曇。しかし、だんだんとお日様が見え始め気がつけばいい天気になっていました。

レンタカー屋さんで車を借りる時。机の上には青い木の実が置いてありました。じっと眺めていると、それは「タビビトノキの種」であることを教えてもらいました。
【タビビトノキ(旅人の木)】観賞樹として熱帯~亜熱帯地域の公園等に広く植栽されているゴクラクチョウ科の植物。葉鞘部にたまる水で旅人が渇きを癒したことが名前の由来とされる説があり、樹形が扇に似ていることからオウギバショウとも呼ばれています。


車を走らせていると、マングローブ林を身近で観察できる場所に案内してもらいました。1本1本の木は私の身長(160cm)より少し高く、根元にはタコ足のような根が砂浜に一直線に刺さっていました。
海水に足が浸からないように慎重に歩いていると、足元をウロチョロする小さな生き物がいました。フナムシかな…と思って腰を下ろすと巻貝から尖ったお目目が2つ、脚をゆっくり動かしながら移動していた「オカヤドカリ」でした。


【オカヤドカリ】日本に住んでいるオカヤドカリは、オカヤドカリ・ムラサキオカヤドカリ・ナキオカヤドカリ・コムラサキオカヤドカリなど…約7種が知られてるようです。見分け方は目の付け根「眼柄(がんぺい)」の部分を見るようですが…今回は全く意識していませんでした。
観光名所をいろいろ回っていた訳ですが…夕方頃突如雨が降ってきました。熱帯地域特有の「スコール」でした。あっという間にずぶ濡れです。
【スコール】4月~6月に多く,雷をともなう大粒の雨がはげしく地面をたたきつけます。 時間帯,場所ともに不特定ですが、スコールのあとは気温も下がりさわやかで暑さがしのぎやすくなることがあります。

ホテルに戻り、夜ご飯を済ませたあと部屋でゆっくり今日のメモを書いていました。ふと、窓越しから中庭を見ていると、小さな滝の傍に白いお花が咲いていました。
中庭に行ってみると、白いお花の正体はサガリバナである事がわかりました。せっかくなので1時間ごとに観察してみました。夜、満開になった花はほのかに甘い香りが漂っていました。


【サガリバナ】熱帯もしくは亜熱帯に生息する常緑の高木です。直径5cm程度の花被を夜間に開花させ、一夜限りにほのかな香りを出し、明け方には、その花を落としてしまいます。
今回はきのこの登場はありませんでしたが…来月の「きのこ豆知識 番外編」では登場するかも??
漫画「さすらいのきのこ」









☆来月は南の島のきのこたちが登場する予定です(笑)
■前回の物語「サンコタケ」はこちら