「正体」を推理してみる
今日は、雲ひとつない青空。そして、湿度の高い林の道…
彼らは気づいてくれるのをまっていました。
プルルルル…プルルルル…朝から一本の電話が鳴っていました。
「岩間さん、きのこのことで相談だってよ〜」
「あっもしもし、岩間さん??今日道を歩いてたら白っぽくて背の高い大っきなきのこが2本あったんやけどあれが何か気になるんよね。なんやろかねぇ、あれは?」
よくきのこを見つけてくれる人からの連絡でした。
「大きくて白っぽくて背の高いきのこ…」
現地に見に行く前に、大まかに自分で推理をしてみました。
・大きなきのこだという事。
→大きいと行っても個人差があるもんなぁ〜
・傘が白っぽい色。
→「ぽい」ということは、完全な白ではないのか…
・背が高い。
→子嚢菌類やサルノコシカケ類ではなさそうだ。
・このきのこの他にもう一本あった。
→多く生えてないところをみるとテングタケ類やハラタケ類なのか?
ということは、テングタケ科かハラタケ科なのか?
ドキドキしながら、現地に行きました。
「ほらほら、あそこにあるきのこばい」
確かに、遠目からでもその姿は確認できました。大きくて背の高いきのこ。
そして、栗の木下の落ち葉に真っ白い菌糸を張り巡らせていました。
「なるほど、こいつだったか」
その正体は「カラカサタケ」でした。しかも今年一番の大っきなきのこ。
これだったら、雨の日も大きな傘で少しは雨しのぎにはなりそうだね(笑)
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