マツタケ栽培詐欺にご用心!!

写真提供:塩田さん

写真提供:塩田さん

菌友のところにこんな一通のメールが送られてきた。

拝啓、R子様
松茸の栽培をしてください。当方は街中で、栽培できませんが、山が有って赤松、黒松があれば栽培可能な時代になりました。松茸は「植物蛋白の水素結合による重合体ですから、無菌土壌があれば可能です。」

とっても不躾なメール。

っていうか、これに飛びついて「マジですか!!」と言って乗ってくる人、いるのだろうか?

と思って無視をしていたそうです。
だって時間のムダだもんね、、(笑)
そしたら2通目のメールがやってきた。

松茸の栽培を提言した京都のFです。トンでもない発案に驚かれた事と存じます。貴殿と話がしたいです。松茸は「菌糸」ではなく、樹液蛋白の水素結合体です。シイタケ程も手数が掛からず高収入が得られます。将来のrestaurantの目玉商品に如何?
赤松の木と、無菌土壌、排水だけを最初に考えておくと手間が掛かりませんヨ。
太陽光は光と熱の効果があり、熱膨張という植物の変化を聞いたことがないですか?なまじっか、キノコの知識がない方、現在、研究に直に着手できる方等を募集します。可能性をお聞かせください。

何故レストランが「restaurant」なんだ?
「手間が掛かりませんヨ」の「よ」だけ「ヨ」なのだ?

というはとりあえず無視しよう。
さてこの文章中のここに注目してみましょ

松茸は「菌糸」ではなく、樹液蛋白の水素結合体です。

だそうで、、、
改めて

マジですか???

あ、言ってしまった。

固くマツタケは菌だと信じていたのですが、樹液蛋白の水素結合体だったのかぁ、、、(笑)

とこれを読んだR子女史。

あ、ちなみにR子女史は大学でもキノコ研究を行っていて、現在でもキノコに関する事業に携わっているというキノコのスペシャリストであり、キノコ界のエヴァンジェリストでもあるのだ。

そんなR子女史に対して「マツタケは樹液蛋白の水素結合体です」なんて先生口調で言いますか?

根性あるわぁ、、、(笑)

読んだR子女史もちょっと「プチッ」と切れこんな質問をしたそうな、、、

  1. 『マツタケは菌糸じゃない』という主張はどこの研究結果なのか、論文等ソースを教えて下さい。
  2. 通常のマツタケの研究方法(赤松無菌苗にマツタケを接種し、培養後に演習林に植える)とは異なる栽培法なのか?
  3. 本当にシイタケよりも手間がかからずに高収入なのか?

まっとうな質問ですよね。
そして2番めなどはいかにも「研究者」であることを仄めかす質問なのですが、この詐欺師はこんなもんでは怯んではいなかったのです。

ほんとおバカ(笑)

で、こんなメールが返ってきたのです。

返信ありがとうございます。私達は「窯業化学」という分野から「植物学」を見ています。それは「TERAHLZ-RAY赤外線による植物への影響」と「chemoautotroph化学合成独立栄養生物」という分野から植物学の二分野の研究です。
貴殿は男性ですか女性?この国の「キノコ学」を履修していますか?
と、申すのも、既存のキノコ学を学んだ方には「無用な知識」が頭脳に有ると私達の「松茸栽培」は全く理解できないからです。
「菌糸」ではないという証明は「百年研究しても栽培不可能」だからです。
私達はある方から自社製品の「mineral-powder」を使って、それを証明できないか?と、問われました?私のミネラル粉末は「稲作圃場と季節野菜の栽培用」に大地より抽出した「痩せた土壌の改良」の為の製品です。
貴方の指摘にある「樹木の病理感染」は土壌のミネラル成分のバランスが悪くなった事が原因です。土壌が元気ならば耐性もあり樹木も元気な筈です。まず、土壌のミネラルを測定して何が欠けているか調査してください。この測定は地元の保健所にて、およそ1500円程度で出来ます。その結果を見て、不足した無機質を入れたmineral-powderで手当てをすると、早期ならば二週間で結果が現れます。
松茸等の栽培は「この国から2名を選び出して通知した一人がR子さん(もう一人は長野県の方、無作為)」です。各々面識もなく、栽培技術の秘密を維持できる方に「一週間程指導するだけ」です。ご存知のように「松茸、トリュフ、ポルチーニ」はキノコの王様と謂われるようにとても高級品です。
今年の松茸の市販価格は1kg80000円でした。
松茸、トリュフ、ポルチーニは菌糸ではなく「樹液蛋白の水素結合による重合体」であり、採捕すると僅か2分余りで揮発して死滅します。多くのキノコ学者が屋内に持ち込んで一夜を掛けて培養すると言いますが、そんな長い時間も生きることが不可能な「蛋白の成長細胞」です。
私達は「生きたまま採捕する技術」を持っていますが、論文やPATENT等の文字にすると、直ぐに盗まれる時代ですから公表は致しません。
自動車やPCで嫌という程見せられたからです。朝鮮や中国人の「それを知るためのスパイ」が大勢居るから気は抜けません。
松茸の栽培研究は様々な大学で行われていますが、「赤外線の熱膨張」を教えないから知らないし、成功しないのです。
先ず、その事の説明から、
桜や桃の落葉樹は冬に葉を落とし、翌年春先に「蕾膨らむ」という現象が生じますが、葉が生まれていないから光合成はできないのに、その力は何でしょうか?多くの学者は「蓄えた澱粉質のポテンシャル」だと言うでしょうが、それには原動力(エンジン)が有りませんし説諭も出来ません。
私が幼い頃は小学校で「太陽の恵みは光りと熱」と習ったのですが、今はそれを教育せず「光エネルギーの光合成」だけが植物の成長だと教えるそうです。
植物の成長は「熱膨張と光合成」なのです。大学等で「シロ」を形成したからゲノム解析をしたと言いますが、樹液蛋白が培養菌に喰われた死骸を見て「これが松茸だ」と叫んで発表したから、或る者がキノコ製造会社へ売って金を受け取ったのです。その為に国の「キノコ研究」は縮小されて、もう、諦めてしまった県もあります。
東大、東農大、京大等の農学部ではキノコ研究を止めた所もあります。
各々に、私は「種芋が有って芋ができないとは恥だ」と伝えても、自説の「共生菌説」は絶対曲げなかったのです。専門学者なら「菌」を証明できなければなりません。この菌とは生きていることが絶対条件です。
赤松の根から年に一度溢れ出る樹液蛋白が地表面に着地すると土壌の無機質成分が放散する光波によって守られて翌朝の直射によって膨張し始めます。一週間で親指ほどになり、ミネラル成分の追加と光波の増幅(弊社独自のceramic)により、大きく育ちます。清涼な大気と赤松の木、湿度が維持できる場所があれば、椎茸のように多忙にはなりません。
九州の花崗岩の崩壊土は松茸等のキノコ栽培に最適です。
私達のフィールドでは 5haの広さで1月から準備を開始しますが、その成果は公表せず地元のJAだけが知っているだけです。
それを疑問視する方には、来年の9月迄待っていただきます。仰せのようにR子さんは候補から外します。他の方に譲りますから気にしないでください。
私達の研究は金を掛けずに栽培を成功させる自負心の極致ですから、如何に金儲けするか個人の自由ですヨ。

長いなぁもう、、、読む気、失せちゃいますよね?(笑)

ではではこの中で重要なポイントだけピックアップしてみましょう~

「菌糸」ではないという証明は「百年研究しても栽培不可能」だからです。

松茸、トリュフ、ポルチーニは菌糸ではなく「樹液蛋白の水素結合による重合体」であり、採捕すると僅か2分余りで揮発して死滅します。

私達は「生きたまま採捕する技術」を持っていますが、論文やPATENT等の文字にすると、直ぐに盗まれる時代ですから公表は致しません。

九州の花崗岩の崩壊土は松茸等のキノコ栽培に最適です。

やはりなまじっかキノコの知識を持っているとダメですよね~

これが全部「ウソ」に見えちゃいますもん(<=ここツッコむとこね w)

写真提供:塩田さん

写真提供:塩田さん

で、、、、ますますキレたR子女史の怒涛の反撃が始まった。

内容はこんな感じ

  1. その「mineral-powder」の試供品があればほんの少量でいいので、分けてください。
  2. 私が知っている「マツタケ」とは生態が異なるようなので、Fさんのフィールドのお写真や、そこで取れたマツタケを送っていただけますか?5haで試験しているのならば、500g~1kgほどお分け下さい。マツタケの質や香りをこちらの業者に見せたいです。
  3. 送っていただいたマツタケが市場にのせられる物であり、こちらの山林でも栽培可能となれば、研究したいです。
  4. 産業が農業中心の村ですので、マツタケで村おこしをしたいです。

さすがR子女史。
既に「短剣を喉元に突きつけてる感」に溢れておりますなぁ、、、(笑)

そして返ってきた返事がこれ

貴殿は何処の大学で学ばれましたか?菌類の何を学習されましたか?
mineral-powderは何時でも有りますよ、松茸は市販品と同じモノですから心配ありません。貴方が何歳位なのかナ。
貴方は当方で想像する限りでは、まだ お若い方のようですね。文章の中に年齢を感じますね。日本人ではないのかナ?
写真や土壌内部の林産物の維管束の流れなどのスペクトル分光器による動画もありますが、先ず、貴方の事を教えて頂けなければなりません。
先ず自己紹介をお願いします。

なんでしょう、このヘッポコ文章、、、もう恐れおののいてる感じが満載(笑)

しかし今さらなんで自己紹介せにゃならんのだ~

・・・で、こんなメールを返したら返事が来なくなった。

菌類に関しては、シイタケを中心に学びましたが、
研究室の教授がきのこ学専攻でしたので、きのこ全般の講義を履修しています。

mineral-powderは何時でも有るということですね。
ぜひ実物を見てみたいので送ってください。

マツタケは市販品と同じものとおっしゃいますが、
私が分離・栽培研究したものも市販のもので、それは菌糸の塊でした。
様々な機械で観察しましたが、菌糸でした。

貴方が教授下さった「樹液蛋白の水素結合による重合体」であるマツタケは見たこと
ありません。
Fさんが関わったマツタケの実物を見てみたいのです。

先に送っていただいたメールには
「私達のフィールドでは 5haの広さで1月から準備を開始します」
とありますが、これは今期は行っていないと言うことですか?

心配は無いとおっしゃいますが、科学はまず事象有ってのものです。
Fさんの伝であれば簡単にマツタケが手に入りますよね?
その実物を見てみたいのです。

メールの文章だけではなんとでも言えます。
ぜひ、写真やマツタケの実物を送って見せて下さい。

よろしくお願いいたします。



さて、この詐欺師もメールを出した相手が悪かった、、、といえばお笑い話で終わる。

しかし、それでは終わらないこともあるのではないだろうか?
世の中の詐欺のほとんどは、その知識がある人から見たら

「何であんな詐欺に引っかかるのだろうか?」

と首を捻ってしまうものばかりである。

「そんな人おらんやろう、、、」

と思うのであるが、案外近くにいたりする。

かと言って「引っかかる人が悪い」なんて言うべきではない。

詐欺を働くヤツラのほうが200%悪いのだ。
こんな幼稚な詐欺であっても引っかかる人は一万人に一人でも、いることはいる。

詐欺師は、そんな一万人に一人を探しているのだ。

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マツタケ栽培詐欺にご用心!!” に対して 2 件のコメントがあります

  1. ヨン様 より:

    >なんでしょう、このヘッポコ文章

    いや、ていうか普通に中国人でしょ
    典型的な詐欺サイトとかの文章です

    1. いりさじょうじ より:

      このヘッポコ文章と言うのは、文章の上手い下手ではなく、ここではR子さんの勢いに気圧されて文章がシドロモドロになっている、とそう言う意味ですね(笑)

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