きのこはどうやって胞子を遠くに飛ばすのか?(9)

Twitterにて役に立たないきのこ氏「(流体力学的)きのこの仮説」というコラムを書いた、というTweetが流れてきた。
実はこれ、以前から気になっていたのですが、まったく手を付けられずにいました。そんな僕にとって「我が意を得たり」と思い読み進めて行った記事は、僕の想像の遥か3000m以上上空を飛んでおりました (@_@;)
この記事は役に立たないきのこ氏から許可を得て、画像、文章を転載させていただくことになったものです。また転載の際には僕なりの批評も付けてね、と言われちゃいましたので最後にちょこっと感想も付け加えておりますので、最後までお読みください。


樹上生きのこにも風は吹く

【注意】
この話は科学に無知な筆者が付け焼き刃の知識を基に書いた、いわゆるエセ科学と同等の記事で、内容的な正確性は未検証です。

これまでの仮説では地上生のきのこについて考察してきましたが、きのこの中には樹上に生える種類も少なからずあります。胞子を散布するという目的は同じですから、この手のきのこも気流を利用しているものと考えられますが、地上生のきのこと同じ理論が通用するのでしょうか。

Fig.6-4

まず単純な例を考えてみましょう。樹上生で単体のものとしては、代表的なものとしてはいわゆる硬質菌と呼ばれている、コフキサルノコシカケ、カンバタケなどのいわゆるサルノコシカケ型のきのこがあります。

このタイプについてはいわば、地上生のきのこから柄を取り除いて半分にしたような形ですから、第1仮説から第3仮説がそのまま当てはまると考えてよいのではないでしょうか。[Fig.6-4]

樹上生の硬質菌の別のタイプとしては、カワラタケなどの密集して生えるものがあります。このような生え方をするものでは、硬質菌以外にもヒラタケやタモギタケ、マイタケなどがありますが、これらについてはどう考えるべきでしょうか。

Fig.6-5

密集しているものに関しては、地上生では第5仮説で取り上げたイヌセンボンタケなどの束生するものや、第6仮説で取り上げたベニタケ科のように狭い隙間という共通点があります。

狭い隙間に関しては、ベルヌーイの定理による胞子の吸い出しで説明を試みましたが、同様にカワラタケなどの樹上生の密集したきのこについてもベルヌーイの定理が当てはまると考えられないでしょうか。つまり気流が密集したきのこの間を通り抜ける際、風速の上昇分気圧が低下し、それにより吸い出された胞子が効率よく風下に流されるのです。[Fig.6-5]


編集後記

さて、今回のコラムはいかがでしたでしょうか?
今回もベルヌーイの定理が出てきていて、もうすっかりお馴染みになりましたね。
ふと思ったのですが、カワラタケの仲間の様な複雑で波打った様な構造を持つキノコ場合だと、風がどの方向から吹いてきてキノコに当たったとしても、そこには乱流が発生し、その渦によって胞子が巻き上げられる、、、なんてね。
さまざまな傘の形を作りだし、人間の想像をかく乱させる、、、罪作りなキノコたち(笑)


【参考文献】(敬称略)

『流れのふしぎ』遊んでわかる流体力学のABC
日本機械学会編 石綿良三・根本光正著(講談社ブルーバックス)

『鳩ぽっぽ』初心者のための航空力学講座
Oki (https://pigeon-poppo.com)

『機械設計エンジニアの基礎知識』流体力学の基礎を学ぶ
MONOWEB (https://d-engineer.com/monoweb.html)

『楽しい流れの実験教室』
日本機械学会 流体工学部門 (https://www.jsme-fed.org/experiment/index.html)

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