謎テングタケ図鑑 その1(ヒメコガネツルタケみたいなやつ)
八王子へ出張していた最終日、仕事のついでにキノコ散策に行くことにした。
前日も雨が降っていたようで、結構地面は濡れており、ところどころにポツポツとキノコが出ている。
「なかなかのキノコ日和やなぁ、、」
そんな思いを抱きつつキノコ散策をしていると、散策路の直ぐ脇に黄色のキノコを見つけた。
傘はレモンイエローのキノコ。
はて、何者ぞ?
と思いながら近づくと傘は粉状のイボが散りばめられており、抜いて裏返すとしっかりとしたツバとツボが確認された。
「おぉ、テングタケの仲間やん!!」
とその時初めて気づいた。
ふむふむ、これは、、あれやな、、とかすかな記憶にはあるが、決して名前はでてこない(キノコあるある w)僕であった。
ちなみに傘のアップがこれです。
「傘に粉がまぶしてあるので、コナなんちゃらテングタケやん、、なんやったかなぁ、、う~ん、う~ん」(心の叫び)
さて、特徴はと、、
傘の色はレモンイエローで中心になるにしたがって濃くなります。
またしっかりと条線が確認できますね。
そしてイボらしきものの周りは粉々していて、まるでヒメコナカブリツルタケを想起させます。
これで傘の径が4cmぐらい。
そんなに大きいものではありません。
では傘の裏はどうなっているかと言うと、、、
ヒダは白くてやや蜜。
柄にはしっかりとツバが付いているのが確認できますね(これでツルタケ系は外れました)。
そして綿くず状の小さな鱗片があり、柄の基部にはツボがあります。
本当は「ヒメコガネツルタケ」だと思っていたんです、、名前忘れてたけど。
ヒメコガネツルタケの特徴は以下のような感じ。
- 傘の表面は帯褐黄色~帯黄土色(周辺は淡色)
- 帯白色~淡黄色粉質のイボを散りばめる
- 柄の基部はふくらみ
- 帯白色粉質のツボをそなえる
- ツバを欠く
さてこの中でもっとも写真のキノコと特徴が異なるのは、、、
ヒメコガネツルタケにはツバがありません!!
というところですね。
まぁ、色も若干異なるし、質感も違う気がします。
この大きな特徴を無視してヒメコガネツルタケと呼ぶわけにはいけません。
じゃあアナタは一体誰なの?
とりあえず似たキノコをピックアップしておこう。
- ヒメコガネツルタケ
- ヒメコナカブリツルタケ
- コガネテングタケ
- キワタゲテングタケ
なるほどなるほど、一応調べてはみたが、みんな違う感じである。
ということで「謎テング図鑑」に載ることになりました!
となったのであるが、、ずっとネットで写真を調べていると「イボコガネテングタケ」というのがあるのを知った。
イボコガネテングタケ
このページに沢山の画像があります。
「イボコガネテングタケ Amanita pseudogemmmata」
http://www.hedara.com/kinoko/ibokoganetengutake/ibokoganetengutake.htm
う~む、似てるなぁ、、、ってかそのものやん (*^^*)
「謎テング」ということで記事を書いたけど、消すのももったいのでこのままアップしとこ(笑)