イスタケでよろしく!(笑)
呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!
ではありませんが「何でキノコがこんなとこから出てくるの!」というシリーズです(勝手にシリーズ化してみました w)
このキノコらしいものが出ているどこから出ているか分かりますか?
答えはここです。
驚きました?
これ誰がどこから見ても「椅子」なのです。
- 家の壁からキノコが出てきた、、
- 家の風呂場から怪しげなキノコらしきものが生えている、、
なんて話は時々ネットを駆け巡ることがありますが、それらはキノコの生態を知ってる人からすれば、「無きにしもあらず」的な話なのですが(それでも結構レアですけどね w)、今回のこのキノコは「椅子」という環境から発生しておるのですな~これはレア中のレア (@_@;)
さて、ではこのキノコどこから来たのでしょう?
何故椅子からキノコが発生したのか?
ここからは推測になるのですが、椅子の構造上、まずは人のお尻と接触する部分にカバーがあり(ここでは黒のアミアミ)、その下にクッション(恐らくスポンジの様なもの)、そしてその下に合板の木の板が敷いてあって、それが椅子の足の部分と接合されているのだと思われます。
そしてこのキノコはその合板のところから出ているのだと思われます。
FBへの投稿主のTさんに聞いたところ
- 兄の管理している家の裏庭に2年程前より使わなくなって放置していた
- 裏山の後ろは竹林
- 裏庭の整理をしていて発見
- 場所は千葉県房総半島
- イスはリサイクルショップで買ったもの
- メーカー不明
ここでの最大のポイントは「家の裏庭2年ほど放置されていた」というところでしょうか。
裏庭ってことは雨が降ればそのままこの椅子にかかって、保水能力の高いスポンジの下に木が存在するわけで、すでにこれだけで我らキノコフェチからすれば
「キノコ発生の条件ヨシ!!」
となるわけですが、自然の摂理というのはそう人間が思い浮かべるような容易いものではありませんね。
恐らくそのほとんどの椅子がこの様な状況であってもキノコは発生しないでしょう。
逆に椅子を放置していたらこんなキノコが必ず発生するようになったら気持ち悪いものがありますよね(笑)
じゃあ他に条件は?となれば「裏山の後ろは竹林」ってとこでしょうか?
竹からこの様なキノコが出る、というのは聞いたことも見たこともありませんが、竹林の中にある別の木にこのキノコが発生していて、その胞子がこの椅子の中の木材に感染した、なんてことが十分に考えられるかもしれませんね。胞子の大きさからすれば、この椅子のカバーから侵入することぐらい容易いことでしょうからね。
ではでは、このキノコいったい何者なのか・・・?
さて椅子から出てる君の名は?
君の名は?ということでTさんの投稿にもいろんな名前が上がりました。
- ミイロアミタケ
- ブドウタケ
- タバコウロコタケ属
エトセトラ、エトセトラ、、、
見た目だけですけど、しかしどれも決め手に欠く感じは否めない、、、
う~む、困った。
こういう硬いキノコには正直みんな興味を持ってないし、しかも、図鑑に載っている種もさほど多いわけではない。
そして極めつけは、名前がついていないキノコなど世の中にはゴマンとあるわけで、、、
ならば、いい方法がありますな。
それは「我々で名前を勝手につけちゃう」のです(笑)
だってついてないんだもん、、いいよね? (*^^*)
そこで多かった名前が、、、
2位 ヒトノコシカケ
である。
サルノコシカケ科では間違いないと思うし、元来は人が腰を掛けるものからでているので「ヒトノコシカケ」。
まぁ関西人の「感性」から言わせてもらおうと、安易やな(笑)
じゃあ、一番多かった名前は何かと言うと
1位 イスタケ
ですな。
椅子から発生してるから「イスタケ」。
これも安易ではあるが、しかし、これをやっぱり選ばなければならない理由があるのだ。
それは、、、
Tさんが「ではイスタケで!!」と言ったから(笑)
『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日的な?(笑)
・・・ってわけじゃないけど、こういうものは投稿者に権利があるので、当然投稿者優先なのですな。
投稿者のTさんが「センベイタケにしたいわっ!」と言えばセンベイタケ、「やっぱグルグルタケがいいわぁ、、」と言えばグルグルタケなのです (^_^;)
なので、このキノコ!「イスタケ」でよろしく~!!