「きのこ!キノコ!木の子! ~きのこから眺める自然と暮らし~」(その6)

まだまだ続く、キノコトピック、、、

ローカルキノコ図鑑

キノコ図鑑です、はい。

でも良く見て下さい、このキノコ図鑑たちに何か法則はありませんか??
って聞くまでも無いですね(笑)
そうこのキノコ図鑑たちは「◯◯のキノコ(図鑑)」とほとんどの図鑑に書いてあるように、その地域地域で作られたキノコ図鑑たちなのですねぇ、すごすぎる!!

図鑑を一冊作ろうものなら、ものすごい労力と時間がかかりますよね。
そんな計り知れない労力をかけた人たちが、各地方にこんなにもいるのか、、、という事に今更ながら感動しました。

しかし、、、兵庫もある、京都もある、、、なのに、なぜに大阪は無いの?

と思いますな、、、
どうでしょう?大阪在住のキノコファンの方がた!!
キノコが大好きで、熱意があって、写真や解説が得意な人ですやん、、誰かぁ~~

って「お前がやれ」って言われそうですな(笑)

でも実際大阪はキノコの団体も無いんですよね、、これが。
なので、無理かもなぁ、、でも箕面とか、生駒とか、沢山キノコでるんだけどなぁ、、、しゅん。
 

坂本浩然「菌譜」

またもきのこ検定ネタであるが、「坂本浩然」という名詞を聞くと「菌譜」という答えが返ってくるぐらい、思わず条件反射してしまう、というのが「坂本浩然の菌譜」なのです。

これは原本ではなく写本なのですが、特に絵などは原本そっくりに描かれているのだと思われます。まぁ写本であっても本だけで見ていた歴史上のものが、こうして目の前で見れる、というのはとっても価値のあることだと思いますね。

坂本浩然の菌譜

ツキヨタケです(笑)

ちょっと間違ってるかも知れないけど読んでみる。

「形、大シメジに似て、八月に多く生ず。もしこれを誤ってシメジとして食らう時は、必ず吐瀉、胃痛、あるいは、発狂、奔走、甚だしき時は死に至る。」

※分かりにくかったので、少しだけ補正しております。

いやぁ、、なかなか恐ろしいことが書いてありますなぁ、、、(@_@;)

さて、この中で「大占地」とあるのはなんでしょうね?

普通ツキヨタケと間違えて食べられる、というのはシイタケかムキタケと相場は決まっておりますが、この2つですがどちらも「大占地」とは呼ばれないと思います。
ネットで「オオシメジ」で検索してみると「ムレオオフウセンタケ」がヒットしますが、これはなぁ、、岩手県での地方名なので違うんじゃないかと、、、、

ではやはり本命のホンシメジのことなのだろうか???ダイコクシメジとも言うしなぁ、、、

『追記』
こじまさんより
「ホンシメジってツキヨタケと全然ちゃうやん!」
とのご指摘あり。
そらそうや、、、(笑)
で、こじまさんいわく、

「岡村稔久氏の『日本人ときのこ』によると、平安時代から鎌倉時代にかけて、(上流階級では)ヒラタケがもっとも利用されていたが、当時はまだツキヨタケとの区別がついていなかった、とのこと。
だとすれば「おおしめじ」の候補にヒラタケも加えてよいのでは?
でもちょっと無理あるか~」

とのこと。
そやそや、「占地」という名前に固執してたけど、大占地=ヒラタケってのありなんやな~と今更でした (^_^;)

つづく、、、
 

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「きのこ!キノコ!木の子! ~きのこから眺める自然と暮らし~」(その6)” に対して5件のコメントがあります。

  1. くろだきよこ より:

    あっ、「庄内のきのこ」図鑑があったのね(。・ω・。)ノ♡

    1. いりさじょうじ より:

      こちらにコメント頂いてたんですね w
      「庄内のきのこ」ですか~もしや転居先のですね~

      1. くろきよ より:

        そうです。月山何合目とかの撮影地目当てです!(^^)!

  2. 野田麗 より:

    大阪の人は、きのこの事をよく知らないのかもしれません。マッタケ、椎茸ぐらいしか山に生えていても見分けがつきません(私の事ですが)。とってもとっても興味があるのですが、間違っていたら怖いし。
    子供の頃親や親戚が採っていたきのこと言えば、マッタケ、ハッタケ、私の子どもの頃はどうやらもう見かけなかったようですがシメジ、あとは椎茸ぐらいだったようです。マッタケは質の良いのがたくさん採らていたようです。客山もしていました。一般的には、きっと興味がある人がすくないのではないでしょうか?詳しい人がいれば教えて貰いたいと思っていますが、見渡しても見つからずです。
    個人的にはずっと興味があって本を買ったりしているのですが、今年こそは観察会とかもしあれば参加したいと考えている状況です。

    1. いりさじょうじ より:

      あはは、大阪の人でも詳しい人は沢山いますよ~
      でもあまり団体行動を好まないかもしれないな~~(笑)
      マツタケなどは昔は良く採れていたそうですが、近年、赤松も歳をとったのでしょう、大きく育った松からはマツタケも出なくなってきますね。
      樹種も年を経てかなり変わってきたようで、樹種が変われば自ずと出てくるキノコの種類も変わってくる。なかなか面白いサイクルではありますが、キノコ好きとしてはマツタケなどが出なくなったのは寂しい限りですね。
      神戸でキノコ観察会など行っていますので、ぜひご参加下さい。

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