きれいな衣ほど色あせる

今日の天気予報は雨。一日雨。傘が欠かせないと言っていました。

「また、雨か~きのこさがし行けんやん…」

最近は、しとしと雨が降り続き、なかなか外に出る機会が少なくなっていました。
今日は最後の休みの日。この休みは無駄にはしたくなかった。その思いから、思い切ってきのこさがしに出かけることにした。

車を走らせ、数十分。目的地に到着!
嬉しいことに、雨は降っておらず厚い雲が空一面を覆っているだけであった。

森の中に入ってみる。森の中は音楽を奏でているかのようににぎやかだった。
葉っぱにたまった水が地面の葉に打ち付けられる音。水が山道を伝って流れている音。小鳥たちが何か話し合っている声。そして自分が歩いている音。森はいつもにぎやかだね。

森の中を歩くと、数秒できのこを見つることができました。しかも、その周りにもたくさん!
雨の降る日はやっぱりきのこたちも多いですね。

大きなツブラジイの木を通り過ぎると、その中に、とても綺麗な薄緑色のきのこが生えていました。

「なんてきれいな色…」

その近くには、黄土色の傘のきのこも生えていました。こちらは、緑のものに比べると大きくて、いかにも成熟した菌のようでした。

「これは…色が全然違う!若い時が緑色で次第に黄土色に変わるきのこ…モエギタケの可能性があるなぁ」

自前で持ってきていた本と見比べ、このきのこは「モエギタケ」という答えにたどり着いた。

それにしても、大きな変わりようですね。

もしこのきのこを知らなければ違う種として分けてしまいそうです。

きれいな衣は短い時間でしか見られない貴重なものだったかもしれませんね。

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