ノウタケ
- 「ノウタケはね、うちの子供が蹴って良く遊んだな~」
- 「え、おじちゃん、子供おんの?」
- 「いてますがな、、、」
- 「それに驚きなんやけど(笑)」
- 「あのね、、太宰府天満宮の御札、Facebookにアップしてたよね?」
- 「おぉ~!」
- 「あれはね、自分のためだと思ってた?」
- 「まさに!『キノコ検定』のためやったら笑うな!」
- 「笑ってどないすんねん(笑)」
- 「いやぁ、おじちゃんやったらやりそうや!」
- 「やらんっつうの!!まぁそれは置いといて、ノウタケってかなり大きくなるよね?」
- 「そやねぇ、私が見たのは17cmぐらいが最大やね」
- 「勝った!オレは20cmぐらいやし!」
- 「嬉しいん?」
- 「え、嬉しいやろ、普通」
- 「おじちゃんが子供ちゃう?やっぱ自分のための御札やろ(笑)」
- 「まだ言うか、、、しかしノウタケも可愛そうやな、みんなに蹴られて」
- 「そやねぇ、、バンバン叩いてたもんな~」
- 「でもそれがな『ノウタケの作戦』とちゃうん?」
- 「うんうん、かもしれん、、そうやって胞子を飛ばさせる!」
- 「『脳』タケだけあって、なかなか策略的?」
- 「上手いな、おじちゃん、やるやん」
- 「いやぁ、それほどでも、、、」
- 「照れとるわ(笑)」
- 「こらこら、、で、コイツはどこで見つけたの?」
- 「これねぇ、夏の終わりくらいだったかなぁ、、」
- 「晩夏ね?」
- 「そうそう、車に乗せてもらっててパッと茶色いもんが目についてね」
- 「ははぁ、、それって『キノコあるある』やな」
- 「あれ、いまの何だろう?って思ったんやけどその時は通り過ぎたんよ」
- 「へぇ、確かめに行かんかったのね?」
- 「その時はね、で、翌日どうしても忘れられないので」
- 「初恋の人みたいやなぁ、、(笑)」
- 「で、見に行ったらこのノウタケやったんよ」
- 「お~、、初恋の人に会えたのね!」
- 「よく見たら昨日より大きくなっとってね」
- 「初恋の人が大きくなった!!」
- 「で、食べられるみたいだったので持って帰って食べてみたのよね」
- 「やるなぁ、、初恋の人を食べたかぁ、、どうやって?」
- 「中の白い肉の部分を湯がいたのね」
- 「初恋の人、釜茹での刑やなぁ~」
- 「そしたら、白いお肉が次第に黄身の様に黄色くなってね」
- 「初恋の人、熱かったんやろなぁ~」
- 「しかし、食べるもんじゃないね、菌の香りが強くて、変な味が舌にまとわりついてきたよ」
- 「え~初恋の人、、性格の不一致やったのね~」
- 「でもね、体調は壊さなかったよ、もう食べないけどね!」
- 「可哀想になぁ、、初恋の人、振られてしもたんや、、」
- 「そうそう、、っておじちゃん、さっきから初恋の人、初恋の人、ってなんやのん」
- 「い、いや、、流れ的に、、、」
- 「私の初恋の人はな、タマゴタケやわ!」
- 「そ、、そやったん、、、人じゃなかったのね(笑)」
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