エメラルドのきのこ
久しぶりに菌友のYさんがいつも行ってる「裏山」でのきのこ観察。
その日のYさんは急いでいた。
はて?なんでこんなに急いで山を登るんだろう?一体何があるのか?
そう思いながら登っていくと、
「これです!早く見せたかったのは!!」
そこにはまだツヤツヤした質感を保ったエメラルド色のキノコがあった。
「こ、、これ、ワカクサタケって言ってたやつ、、、」
以前YさんがFacebookにアップしたものと同じものである。
「そう、あるかなぁ、と思って見に来たらでてましたよ (*^^*)」
と、あらかじめ午前中に視察に来てもらっていて、僕たちにきれいな姿のエメラルドを見せたい一心で急いで山を登っていったのだと気づく。多謝。
このワカクサタケらしきものは一日でダメな姿になるのだそうで、、しかもその日は晴れだったので干上がってないか気が気ではなかったのだろう、、一安心したYさんの表情がいつもより緩んでいるのはたぶんそのせいだったのでしょうな(笑)
そこでしばらく撮影タイム。
いつもはTG-4(オリンパスのコンデジ)で撮っているSさんも、いきなりマンフロットの三脚を出してきて、「おぉっ!」とビックリさせたかと思うと、重そうにリュックから出してきたのはCanonの一眼レフ!!(機種は未確認)。
「え!そんなの持ってたの??」
といつものコンデジ撮りだと思っていた僕は思わず叫んでしまった。
「やっぱ気合入っとるなぁ、、」
とこのエメラルドとSさんを交互に見て、そう思った。
やはりこのエメラルドと対峙するには、コンデジとかスマホじゃ勿体無いよな~としみじみ。
さて、で、このエメラルド色のキノコは一体何ものなんでしょうか?
ちなみにワカクサタケらしいキノコはこんな感じ。
傘の色はその名の通り若草色を少し濃くした感じで、柄の部分はオレンジ色に近い。これが老成してきたら、傘の部分もオレンジ色になる、というのは「日本のきのこ」に記載されていたのですが、確かにそんなワカクサタケも見たことがあります(写真でだけど)。
しかし今回見たキノコは「若草色」とは言い難い。やはりエメラルドグリーンという表現が一番近いです。
しかしそれ以外の質感はヌメリガサ科の印象で、ワカクサタケに一番近い感じがします。
ある人によるとある先生が発表した新種じゃないか?という話がありますが、さて、どうでしょう?