2023年7月8日 / 最終更新日時 : 2023年7月9日 いりさじょうじ きのこ研究 粘菌は毒キノコを制するのか? あれは3年ほど前の8月、摩耶の森クラブが主催しているイベント「粘菌観察会」に参加した。講師はマメホコリ工房という名前で活動を行っている片岡祥三さん。 実は摩耶の森クラブで粘菌の講師を探していると聞いたので、片岡さんはどう […]
2023年7月1日 / 最終更新日時 : 2023年9月19日 いりさじょうじ きのこ観察記 イボテングタケの「イボ」とは何なのか? NHKの朝ドラ「らんまん」が面白い。主人公、槙野万太郎のモデルは植物学者であり、「日本の植物学の父」とまで言われた牧野富太郎博士。その幼少から大人になっていくまでの物語である。 万太郎は幼少のころから見つけた植物たちにこ […]
2023年6月11日 / 最終更新日時 : 2023年6月12日 いりさじょうじ きのこ研究 ムジナタケを深堀りする きのこの観察会に行った際、同定台にずらっと並べられているキノコ達を前に説明を受ける。 「これがイタチタケですね。イタチタケの仲間にはあと二つ動物の名前がつくものがあります」 な~んて言うのがキノコの先生たちのいわゆる「て […]
2023年4月19日 / 最終更新日時 : 2023年4月30日 いりさじょうじ きのこ研究 イッポンシメジ沼へようこそ(中編) 「イッポンシメジ沼へようこそ(前編)」はいかがでしたでしょうか?イッポンシメジ属(Entoloma)の中でも一番「沼」なのはアオエノモミウラタケ亜属(Leptonia)と呼ばれている仲間だというのが分かったのは1年程前。 […]
2023年2月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月19日 いりさじょうじ きのこエッセイ イッポンシメジ沼へようこそ(前編) Twitter界隈では「イッポンシメジ警察」とか「エントローマ警察」とか呼ばれているが、決してイッポンシメジ属が詳しいわけではない。イッポンシメジが好き💗なだけであり、それゆえについついTwitterに上 […]
2023年1月28日 / 最終更新日時 : 2023年1月28日 いりさじょうじ きのこ研究 君はコテングタケなのか? このキノコの姿を目にした時に「ついに発見した!」と叫んだものである。 傘の色合い、質感、傘と柄のバランス、そして落ちかけたツバの色あいから判断したそのキノコの名は コテングタケ 良く似ていて、この名前から派生したキノコ「 […]
2023年1月17日 / 最終更新日時 : 2023年1月17日 いりさじょうじ きのこエッセイ 溶けるヒトヨタケの話(後編) 溶けないヒトヨタケ 北海道の阿寒湖周辺に行った時の事、苔むした木の少し平らになった部分からヒトヨタケの仲間の一群を見つけました(Fig.9)。 Coprinopsis(ヒメヒトヨタケ属)であろうとは思いますが、種類までは […]
2023年1月16日 / 最終更新日時 : 2023年1月17日 いりさじょうじ きのこエッセイ 溶けるヒトヨタケの話(前編) ヒトヨタケの名前について 「ヒトヨタケは溶けるキノコなんです」と教えてもらったのはキノコの観察会に入って間もなくの頃。説明するために手に持たれたそのキノコの姿を見て、誰もが不思議に思うことある。「これが一夜で溶けてしまう […]
2023年1月9日 / 最終更新日時 : 2023年1月11日 いりさじょうじ きのこエッセイ コウバイタケから見えてくる日本のきのこ分類事情 またかぁ、、と思った。コウバイタケよ、お前もか、とシーザーの様な気持ちになったのは言うまでもない。でもそれはこのキノコに会った時から予想していたもので、さほど驚きを持って迎えたわけではないことだけは言っておく。それが現在 […]
2022年11月30日 / 最終更新日時 : 2022年11月30日 いりさじょうじ きのこ研究 ネズミザラミノシメジを分解する 今年の4月、変なきのこを見つけた。これを見て「あ、アレやな」と分かる人は余程の超越した同定眼の持ち主か、余程の変態かのどちらかだ。 少なくとも僕はどちらでもないので、これを見てもさっぱり何か分からなかった。いや、属どころ […]