2018年4月4日 / 最終更新日時 : 2018年4月4日 いわまあみ 旅するきのこびと どんぐりのそばで(クモノスアカゲヒナチャワンタケ) 早春。木々たちは萌黄色の新芽を出し始め、暖かな空気とともに体が動きやすくなる時期になりました。ここは福岡県。どんぐりがたくさん落ちている森の中を歩いてきました。 このところ、晴れの日が続いている森の中では歩くたびにパリパ […]
2018年3月29日 / 最終更新日時 : 2018年3月29日 いわまあみ 杏美菌譜 実は主役じゃなかった…(カミウロコタケ) これは、昨年の冬におきた出来事です。。 クヌギを植えている林。そこでは、わさっとしていた葉っぱは地面に落ちていました。 風が吹くたびに、一枚、また一枚と散ってゆきます。 ここのクヌギ林は毎年、探し物をしに訪れます。 ポテ […]
2018年3月23日 / 最終更新日時 : 2018年3月23日 いわまあみ 杏美菌譜 寒さにも負けず、霜にも負けず(フサタケ属) 雲のない晴れた日の朝には、とても冷たい空気が地表の草たちに氷の衣をつけてカチコチに凍ってしまいます。今日も、そんな1日の始まりです。 さて、今日は標高800mくらいの山に登りに行きました。この山はとても険しく、斜面地を滑 […]
2018年3月15日 / 最終更新日時 : 2018年3月15日 いわまあみ 杏美菌譜 アリたちの脅威(タイワンアリタケ) ここは、水がゆっくりとせせらいでいる渓谷。そのためか、周りにはコケ植物たちがお互いの居場所を攻めあって生活をしているようです。冬になっても、枯れない植物たちは緑色の葉を光に照らされながら生い茂っていました。 実は、この場 […]
2018年3月1日 / 最終更新日時 : 2018年3月1日 いわまあみ 杏美菌譜 真冬の星屑(マユハキタケ) 今日の気温は0度を下回る、とても身の凍るような寒さでした。 台所に置いていた花瓶の中の水は凍り、蛇口をひねっても水が嫌な音を立てながら流れていました。 大きな空は、厚みのある灰色の雲が湧き出すように続々と、山の向こうから […]
2018年2月23日 / 最終更新日時 : 2018年2月23日 いわまあみ 杏美菌譜 材木アート(シックイタケ) 太陽に向かって生える一直線にのびたスギの木には、もう、スギの花が大きく膨らみ始めていました。重さに耐えられなかったのか、道端には生々しい色のスギ枝がぽつぽつと落ちていました。 そんなスギ林の中、(福岡県内では)ほぼ一年を […]
2018年2月14日 / 最終更新日時 : 2018年2月15日 いわまあみ 杏美菌譜 大きな木の隅で…(ニクコウヤクタケ) 連日続いた雪景色。 今日はコンクリートで舗装された道を歩く。周りは大きな灰色っぽい建物が建っていました。 建物の入口へ続く階段は鏡のように風景を映し、まるで菌糸のように氷を張り巡らせていました。 「うわっ寒っ」 キンキン […]
2018年2月1日 / 最終更新日時 : 2018年2月1日 いわまあみ 杏美菌譜 似たもの多し(ニセニクハリタケ) この日は、周りから体を突き抜けるような冷たい風が吹いていました。 外に出たはいいものの、さて、どうするか… 手はかじかみ、長靴をはいた足は地面についているのかさえ分かりませんでした。 森の斜面地にある倒木に、何か、重なり […]
2018年1月22日 / 最終更新日時 : 2018年1月22日 いわまあみ 杏美菌譜 クジラはいずこに…(クジラタケ) 肌にあたる風はとても冷たく、指先は真っ赤になっていました。寒さでかじかんだ指先は、物をつかんだ感覚も鈍らせるものでした。 ここの桜並木では葉がなくなり、地肌が露出した木が悲しげにたたずんでいました。 近くの公園をあるいて […]
2018年1月13日 / 最終更新日時 : 2018年1月13日 いわまあみ 杏美菌譜 瓦屋根のすぐそばで(カワラタケ) ここは、光が差しこむ森の中。ジメジメとした感覚はあまりなく、どちらかというとカラッとしたような場所でした。その証拠に、地面に落ちた枯葉は足を動かすごとにパリパリと、お菓子を食べているような音を奏でていました。 枯れ木に深 […]