ノボリリュウタケ

  • 「ふふふ、ノボリリュウタケか、、、」
  • 「何なのおじちゃん、その不敵な笑いは、、、」
  • 「実はね、このノボリリュウタケ、きのこ検定の試験に出たのよね~」
  • 「おおっ、どんなん?」
  • 「ノボリリュウタケでの特徴で間違っているものはどれか?
  • 1.ヨーロッパでは食用キノコとして人気
    2.有毒キノコである
    3.頭部が馬の鞍のようにデコボコしている
    4.学名はHelvella militaris である
    分かるかな?」

  • 「そりゃもう、『2』でしょ~」
  • 「ほれほれ、、引っかかった!」
  • 「え?間違っとうと?」
  • 「そやねん、答えは『4』なのだ」
  • 「完全に罠にかかってしまった(笑)」
  • 「罠って、、、人聞きの悪い」
  • 「じゃあ何て言うと?」
  • 「普通は『引っ掛け』って言うよなぁ」
  • 「そうか、罠に引っ掛かったんやわ、、」
  • 「やっぱり罠にこだわるのね(笑)」
  • 「ところで、ノボリリュウタケは菌根菌?腐生菌?どっちかな?」
  • 「毎年違うところに出ることが多いから腐生菌やないかと思うけど、、、」
  • 「ほう、毎年違うところに出るから腐生菌ね、、それも一つの目安やね」
  • 「うん、菌根菌は決まった樹木と共生するからね」
  • 「じゃあ胞子はどこから出るんやろ?」
  • 「傘の表面からでるんよ、チャワンタケとかと一緒ね」
  • 「なるほど、チャワンタケは茶碗の内側から胞子飛ぶもんね」
  • 「そうそう、ノボリリュウタケもそのタイプやね」
  • 「しかしこのキノコ、凄い姿やなぁ、、」
  • 「いや、ほんと変わり種のキノコだね」
  • 「これ見て『昇り龍」を想像した人を尊敬するなぁ」
  • 「荒々しいとこなんか、まさに!」
  • 「ところでアミちゃんだったら、これ見て何を想像する?」
  • 「猫の耳(笑)」
  • 「ね、ねこ?み、みみ??どこがやのん?」
  • 「いや~ぽんぽんとでているところが猫の耳みたいやない?」
  • 「う~む」
  • 「ノボリリュウは白猫。クロノボリは黒猫。アシボソは美脚猫。」
  • 「なんや、お遊戯でもするんかいな、、」
  • 「それいいね!昇り龍劇団(笑)」
  • 「いやいや、そんな恐ろしい名前でお遊戯するんかいな(笑)」
  • 「ははは、主役は私やけどね」
  • 「まさか姫さま?」
  • 「そりゃ当然やろ~」
  • 「まったく想像できないストーリー展開やなぁ・・・」
  • 「そいでな、おじちゃんは、召使やで(笑)」
  • 「い、いつの間のキャスティング・・・(@_@)」

「会話してる人」
岩間杏美  入佐城司

Facebook コメント

Follow me!

コメントを残す