それでもキノコ検定を受けた方がいいと思う理由(ワケ)

きのこ検定本

キノコ検定が終わった。

2月25日(日)

毎年この時期に行われるのはきっと「天然キノコの数が圧倒的に少ない」からであろう。これがキノコのトップシーズンであればキノコマニア達は検定どころではない、今日はあっちの山、明日はこっちの山とキノコを求めて飛び回っているからだ。

10時40分までに受験する教室に入り、試験の説明を受けた後、50分から開始された。時間は足りないわけでは無かったが、有り余るほどではなく、ざっと見直しを済ませて「ふぅっ」と一息をついたぐらいで「はい、終了しました」という試験官の声が響く。

教室を出て、トイレへ行き、1階へ降りるための階段に向かっていくと、同じ1級を受けに来ていたIさんがエレベーターの前で中学生ぐらいの子に話しかけていた。何話してるんだろ、と思い後で聞いてみると

「何でキノコ検定受けに来てるの?」

と聞いていたらしい。
見ず知らずの中学生にインタビューするIさんの好奇心に感心しつつも、キノコ検定を知らない人からすれば僕たちも「何でそんなもの受けに来てるの?」という好奇の目で見られているに違いないのだ。
いや、キノコ検定という存在を知っている人や、キノコ好きの人でさえ、同じ疑問を持つ人は多いだろう。

それが証拠に僕が所属している「神戸キノコ観察会」でキノコ検定を受験している人は唯一僕だけだからである(良いのかそれで!! w)。

まぁ、キノコ好きであってもそれぐらいの確率なので、わざわざ受験に来る人数って大したことないのかなぁ、、とは思っているのですが、それでも「ん?何で受験しに来てるの?」っていう理由が推測できない人たちの姿が少なからずいるのも事実である。

その中の一人に先ほどIさんがインタビューしていた少年がいるのである。

しかし僕らが考えているより理由は明快で単純だ。

「何でキノコ検定受けに来てるの?」

「キノコが好きだからです(キッパリ)」

明快だよね?一点の曇りもありません。

「あぁキノコ検定かぁ、どうしようかなぁ、勉強せなあかんしなぁ、覚えるのいっぱいあるしなぁ、しかも大して役にたつわけでもないし、、、」

という言わば「大人の逡巡」はそこにはありません。

潔い少年の純粋な「心」とでも申しましょうか、「真髄」と申しましょうか、これはもう「澄みきった人間本来が持っている魂」と言い換えても良いでしょうな、、ふむふむ。

「キノコが好き」だから「勉強」そして「受験」を「する」のであります。

ほれほれ、逡巡していた大人たちよ、恥ずかしく無いですか?
この純粋な少年の気持ちにあなた達はどう答えることが出来るでしょう、、、いや、口をへの字にして固く閉ざすのが精一杯でしょうなぁ、、、(遠い目)。



そんな大人たちの為に、キノコ検定を受験する「動機づけ」なるものを、僕なりにまとめてみることにします。

1.キノコの知識が格段に増える

きのこびとのK島さんなどは「勉強しないで受験し2級を合格した」という強者であります。
もともとキノコ好きであり、自分のブログを持っていて僕から見てもキノコ度70%超ぐらいの人なので、こういう方は「キノコの知識が格段に増える」というわけでないかもしれません。

問題は僕のようなキノコ観察会には属しているのにも関わらず一向にキノコが覚えられない人、、、いますよね?(笑)そんな人にとって「キノコのことを勉強する」絶好のきっかけになることには間違いありません。ってか、それぐらいじゃないと勉強しないもんね(苦笑)

実際に勉強するまでは「菌根菌」と「腐生菌」のちがいですらあやふやなものであり、リーダーの説明を受けても直ぐに忘れてしまうという実に呆けた状態でした。
それが、キノコ検定の勉強をしてからは少なくともその辺りの基礎知識はきっちり頭に入り、他の人にも説明すら出来るようになったのです。

また、検定本にはキノコ図鑑があり、150種もの代表的なキノコが載っています。
フィールドに出ている人ならある程度は勉強しなくても知ってるものはあるのですが、それでも細かな特徴まで覚えているわけではありません。そんな特徴を150種であれどきっちり頭の中に刻み込むことができるのは、かなりポイントとしては大きいのですよね。

フィールドに出ていないいわゆる「キャラ菌」の人たちからすると、自分で触れたものでは無いものばかりなので覚えるのが大変ですけど、そこは「新キャラ」へのホップ・ステップ・ジャンプとして、作るなり、買うなり、愛でるなり、楽しみのバリエーションが増えるのではないか、と思っておりますがどうでしょう?(笑)。

2.ボケ防止になる

Iさんが検定を受ける時にしきりに口にしていた「ボケ防止」。
いやいや、これだけあっちこっち走り回ってたら大丈夫やろう、、、とは思うのですが、Iさんのウッカリ度は横綱級なのでやはり頭のブラッシュアップは常に必要じゃないか?と思うわけですな(自分のことは棚に上げますが w)。

しかし、歳を取る毎に記憶力がやばくなるのは確かでありまして、、、これマジ。

この間のこと、、、キノコ検定が一週間後に迫っているある日のこと、、奥さんと食事に行った帰り、会社の近くにあるお店の話をしていた。

僕「会社の近くに行列が出来る店あるの知ってる?」
嫁「ん?何のお店」
僕「そこね、フレンチ○○○、、、何とかで有名やねん」
嫁「フレンチ○○○?なになに?」
僕「フレンチやん、、フレンチのパンやん」
嫁「パンなの?なんのパンやのん?」
僕「えーっと、名前が出てこない、フレンチなんちゃらやん」
嫁「もしかして『フレンチトースト』?」
僕「そうそう、フレンチトーストや」
嫁「へ?『トースト』が出てこないんかいな?」
僕「・・・」

やばいよね、、自分でも思った。

「『フレンチトースト』が出てこーへんのんか、、オレ?」

かなり致命的であるが、これはキノコ検定に向けていろいろ覚え始めた頃のことで、覚えたものの数が増えていくと、頭のなかにあるキノコとは関係のない単語が次々と頭の縁からこぼれ落ちていくのかもしれない。

じゃあ、キノコ検定なんか受けたらあかんのちゃうん?

きっと凡人はそう思うであろう。
ふふふ、人の頭はそんなに単純なものではないのだ!!

「人間は脳の10%しか使ってない」

という説はありますが(最近はそれが嘘だと言われております)、しかし、脳は使えば使うほど「キレ」は出てくるのは間違いないようです。
それが証拠に今ではフレンチトーストがスッと出てくるようになりました(笑)
 

3.仕事で使える

「キノコ検定1級を持ってます!(キラリっ)」

と爽やかな笑顔で面接を受けてもたぶん就職試験ではまったく有利には働かないのは間違いない。
むしろその「爽やかな笑顔」の方がよほど面接官には印象が良いだろう、、というのをもし就職試験で「キノコ検定1級を持ってるのが有利になるだろうか?」と考えている若者諸君は知っておいたほうがいいかもしれない。

ましてや、履歴書に「キノコ検定1級」と書くことにどれぐらいのアドバンテージがあるのか、、、

あ、それがホクトならあるかもしれんな(笑)

とまれ、ほとんどの就職試験には意味は無いだろうし、新入社員の同期仲間で飲みに行った時に

「オレね、キノコ検定1級持ってんねんで!」

とドヤ顔で言ったとしても

「ふ~ん、なにそれ?」

で終わるのは間違いない。
それだけ一般人にとってキノコ検定ははるか遠く、まったく未知で、しかも無意味な資格なのだ。

しかしだ(ここから重要やで)、、

僕ぐらいの年齢になると、相手のお客さんに対してキノコの話をしてあげると食いつき度合いが物凄い、、というのがここ何年かの出来事なのよね。

キノコの話の中でも一番「食いつき」が良いのは言うまでもなく「毒キノコの話」である。

その瞬間こそ「キノコに毒があって良かった~」と織田裕二の物まねをする山本高広になった気分である。それだけ「毒」というものは人間の興味を引き、悪魔から手まねきを受けるかの様に人の心を魅惑しそして邪悪な精神に染め上げていくのであろう。

また、キノコのもう一つの魅力はやはり「食べられる」ということ。
僕のインスタはキノコだらけであるが、このお客さんとの会話にそのインスタがどれだけ役に立つことか。

「このキノコは食べられるんですか?」

お客さんが指差すのはアミガサタケだ。モリーユと呼ばれるこのキノコは日本ではまったく知られておらず、知らない人から見たら「気持ち悪い」とその目に映るこのキノコを僕はしたり顔でこう説明する。

「あぁ、これね、これはねモリーユと言ってフランス料理では高級食材なんですよ」

このセリフを話す時の僕のドヤ顔を想像してみて欲しい(笑)

それからアミガサタケの細かい説明に入るのが、いつものお決まりのパターンだ。
そして、一通りいろんなキノコの話をした後に切り札として使うセリフがある。

「僕ね、キノコ検定の2級持ってますねん」

キノコ検定の価値を知らないお客さん達はビックリして、ほとんど土下座状態になる。

まるでそれは水戸黄門の印籠を出した時の様に、、、(ウソです w)
 

4.菌糸の輪が広がる

試験が終わり、Iさんと答え合わせを1階のラウンジでした後に(ちなみに自己採点では89点でした w)、試験会場の向かいにあるハラールレストランにパキスタン料理を食べに行った。
入り口から中に入るとパキスタン人らしき人たちが多いのか、顔の彫りが深く目がギョロッとした人たちがこちらをジロリと見て、直ぐに目を元に戻す。

入口付近は席が埋まっていたので、奥の方に行ってキョロキョロしていると、、

「いりささん!」

と声がかかる。
声の主の方を見てみると知らない若者の姿がそこにある。

「???」

頭の上にハテナが3つ出てきた。

「いりささんですよね?」
「はい」
「今、T川さんといりささんの噂してました!」
「え?まじ?」

確かT川さんは名古屋の試験場で同じキノコ検定を受験しているはずだ。

僕とIさんはその若者のいる席まで移動し、

「ここ、空いてます?座っていいですか?」
「はい、もちろん!」

という事になってハラール料理を注文した後、若者と話を始めた。

「あの~僕はT橋といいます!FBではあまり投稿してないですけど、、」

記憶力をフル動員してその名前を思い出そうとした。

「う~む、T橋、T橋、T橋、、、」

そしておぼろげながら思い出した人がいた。

「あ!!もしかして、良く走ってはる人?」
「そうです!そうです!」

そして自己紹介から始まり、お決まりのキノコ話で盛り上がる(笑)

また菌糸が延びた気分だ (*^^*)

ちなみにこのT橋さんはただの「走ってる人」ではなく、料理人であり、こんなスポーツ用ドリンクも作っているらしい。
https://ownwaystyle.theshop.jp/



そして料理を食べ終わり、しばし休憩した後に3級の試験が終わる時間になった。僕たちは3級の試験を受けているO久保さんに会うために会場の入口に向かっていると、ちょうど試験が終わって出て来るO久保さんと鉢合わせした。

入り口付近で記念写真を撮ろうとしていたので、ついでに僕と二人できのこびとTシャツを着てツーショット写真も撮らせてもらうことにした。

O久保さんとツーショット

なんでこんな写真やねん(笑)

まぁ、お笑い系なのでえぇけどな (*^^*)

その後、O久保さんとはラウンジに戻り、あるプロジェクトの為の打合せを30分ほどして別れた。

菌糸の輪、またしても広がったな(笑)

ちなみにO久保さんはキノコアクセサリー作家でありまして、こんなモノを作っております。

https://morino-zakka.jimdo.com/



さてさてそんなキノコ検定、いかがでしょう?
今まで受けようとも思ってなかった人、受ける気になったでしょ?
だってこんなに楽しいんだもんね~

あ、ちなみに僕はこれだけキノコ検定の宣伝をしておりますが、ホクトからは一切の金品を貰っているわけではありません。

くれるんだったら、有難く頂きますが(笑)

 

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それでもキノコ検定を受けた方がいいと思う理由(ワケ)” に対して10件のコメントがあります。

  1. 谷川 より:

    こんばんは(* ̄∇ ̄)ノ

    いつも楽しく読まさせていただいてます。きのこが好きな我々からすれば、この検定の楽しさが十分伝わるんですが、私の家族、友人、同僚からはいつまでたっても白い目で見られ、変態扱いです(最近はそれが快感になってきたw)
    この試験勉強をしたあとに、持っているきのこ本を読み返すといままで読み流していた文章がすぅーっっと頭のなかに入ってくるんですよね。不思議ですよね。
    まだ、合否はわからないですが、受かったらあのかっこいい名刺を持ち歩いて自慢したいと思います。
    名古屋のT川より(  ̄▽ ̄)w

    1. いりさじょうじ より:

      コメント有難うございます。
      家族、友人、同僚、、わかるわぁ、、変態扱い、されてるされてる(笑)
      まぁしかし、特徴の無い人に比べて「特徴が明確にある」ってのはとっても大切なことですよ~まるでアミガサタケの様に(笑)
      しかもね、、そんな変態同士が集まって変態話を繰り広げてるのってなんとも言えない優越感ありますよねぇ~お前ら知らんやろ、、へへっ、、、的な(笑)
      たぶん1級が受かったらキノコ検定にも縁が無くなるわけですが、きっと検定本はどんな図鑑よりもよくページをめくってるので、今後もふと見ることあるでしょうね~!!

  2. 森の人 より:

    自分が楽しいからやる。
    料理するのが楽しい、写真撮るのが楽しい、知識を増やすのが楽しい、モチーフにした作品を作るのが楽しいetc、
    理由はそれだけで十分で、それには完全に同意いたします。

    ただ、キノコ検定の魅力を説明するには1~4ともにそれぞれ場面が限定されすぎている気がしているんで、
    一般の人が魅力を感じるかどうかはやや「?」がつく内容かなと思いました。
    (僕の周りには2、3級は受けたけど、1級は「もういいかな」と言って受けない人が多いですね)
    2は別に普段頭使う仕事していれば問題ないですし、3についても自慢できる対象となる人が限定されすぎている。逆にきのこ検定に受かって大言壮語を言っていたのに、観察会の野外でキノコの名前が答えられず、知識の低さが露見し恥をかいている場面に遭遇したこともあるので、諸刃の剣なところもあるかなと思いました(150種程度しか載っていないので、仕方ないですが)。
    4についてFBのようなSNSで活動していることが前提としてあり、かつ顔を知っていないとなかなか起こりえないシチュエーションではないかなと思いました。
    1に関しては唯一汎用性があるメリットと思いましたが、ご存知のこととは思いますが検定本を名乗っている割には間違いが散見されるのがどうかなと。
    個人的なの感想ですが、いかにも専門外の素人が図鑑や書籍から面白そうな箇所を引用をして、それをまとめただけの本、
    最近問題になっているキュレーションサイトと性質は似ていると思いました。
    ホクトが監修になっていますが、ホクトは栽培に関してはプロフェッショナルだと思う反面、それ以外の箇所でどこまで監修が機能しているかもいささか疑問です。(旧版のテキストでヒメツチグリの仲間がツチグリとして載っていたのには度肝を抜かされました…)
    きのこに精通している人なら鳥取のN先生や千葉のK先生が監修しているのなら「おおー!」となるんでしょうが、
    一般人には名の知れたホクトの方が興味が煽られるんでしょうね。
    ただ、そういうところは置いといても、きのこを勉強するキッカケを作る点が、何よりのこの本の功績かなと思います。

    1. いりさじょうじ より:

      森の人さま
      こちらもコメントいただいていたのですね(笑)

      こんなちょっとおふざけが入っている文章にしっかり丁寧に読み込んで頂き有難うございます。
      1~4に関しましては、まぁ後付けで考えたものであるのもゆえ、多少の無理、無茶、そしてご指摘の部分はあたるとは思いますが、その辺りは大目に見てくだされ。

      キノコ検定に関しては、やはり受けないよりも受ける方が色んな意味で知識は広まるので(特に僕の様な素人は)、ごちゃごちゃ言わんと受けなはれ~という意味合いを込めて今回改めて書いてみた次第であります。

      本来はおっしゃるように「自分が楽しいからやる」が基本なんです。
      でも試験勉強はしんどくて、覚えられなくて、焦りだけが募るんですよね、、これが。
      なのでその「やる」ことに対して動機づけが必要なんです。
      大人になると特に。
      色んなことにかまけて「やらない」「受けない」というのが大人の発想なんです。
      その「かまけ」を上回れるような「動機づけ」がたとえそれが自分とあっていなくても、そう言う人がいる、というだけで受けるモチベーションになるのではないかと、、
      まぁそんな思いで書きました。

      確かに検定本はいろいろ問題があるのは知っております。
      おっしゃるように甘い監修が産んだ産物だと思っています。
      それはホクトさんにしっかりしてもらわんとあかんとこですよね(笑)

  3. 森の人 より:

    ホクトにしっかりというか、そもそも良質な監修を期待するなら民間企業に依頼するべきではないですね。学術レベルに耐えうる監修をするとなると、長い間キノコの基礎的研究に従事してスキルを磨いてきた人材が、記述の根拠となる原典にあたり精査する必要があるので、これだけ幅広いキノコ雑学の監修を、本業の片手間でやっているだろう民間企業の人間に期待する方が無理というものでしょう。

    出版側としては、この手の検定は、まずは検定教科書をできるだけ多くの人に買ってもらい、その後の高額な受験料とグッズ販売で利益をガッツリ稼ぐというビジネスモデルなわけです。そのためには受験の窓口となる検定教科書の価格をできる限り抑えて門戸を広げる必要があります。ですが、専門家に監修を依頼すると当然監修料が発生するので、検定本の価格を上げざるを得なくなります。そうすると本を手に取る人が減り、受験者も減るので、出版社にとっては利益が下がるわけです。しかし、民間企業だと自社の宣伝にもつながるので(実際、新版の検定本ではホクトのキノコを使ったレシピに多くのページを割いています)、無料か、仮に監修料金が発生したとしても非常に安価で済むから都合が良いんでしょう。特にホクトは企業名に既にブランド性がありますから、宣伝にもなりますしね。

    おそらく、監修の緻密さなんて、出版社からすれば二の次なんですよ。間違った箇所があっても大多数の読者はそれに気づくこともないし、専門家に依頼して緻密な監修をしたところで、それに見合うだけの費用対効果は見込めない。そういう出版社の姿勢が見え見えで、素人が素人相手に作った検定なのが自明だったのが個人的にこの検定を受験する気が起きない一番の理由ですね。

    批判的になってしまいましたが、検定を楽しんでいる人にケチをつけるつもりはないことはご理解頂ければと思います。
    きのこに興味を持つ人の門戸を広げる上では十分に役に立ってると思いますし、評価もしています。

    1. いりさじょうじ より:

      正直この後に及んで何が言いたいのかわかりません。
      ホクトの思惑と出版社の思惑は分かりましたし、言われなくても分かっています。
      なのでタイトルに「それでも」というあえて言葉をつけています。

      この言葉の重みを慮って下さい。

      確かにキノコ検定には功罪あるかもしれません。
      でも、受験した我々も受けてよかった、という人が沢山いるし、子供たちが沢山受けに来ていたのにはとっても驚くと共にこういう機会があって良かったとつくづく思っています。

      何級持っていてもそれは何のメリットにはならないのも最初から分かっていて、その上で受けているし、受験料や本題はいわば需要と供給の話なので高ければ買わない&受けないわけですから、それはそれで成り立っているのですから、そこに異論を挟む余地はないと思います。

      またホクトも営利企業ですし、出版社もしかり。
      利益が出ないとこの検定すら続けていくことは難しいでしょう。
      もし最後の言葉「評価している」というが本心なら暖かく見守ってもらってはいかがでしょうか?

  4. 森の人 より:

    >正直この後に及んで何が言いたいのかわかりません。

    いりさ氏が本書の甘い監修に対し「それはホクトさんにしっかりしてもらわんとあかんとこですよね(笑)」と発言されていたので、
    それに対して「緻密な監修を期待するならそもそもホクトに依頼すべきではない」と言っただけで、それ以上でも以下でもないと思いますが…

    何が言いたいのか分からないのであれば私の表現にも問題があると思いますので、具体的に分からない箇所をご指摘いただければご幸甚です。

    1. いりさじょうじ より:

      > 検定を楽しんでいる人にケチをつけるつもりはない

      と書かれていますが、検定を楽しんでいる人たちがこれを読んで良い気がするでしょうか?
      いったい誰のために書いてるのですか?僕のためにですか?

      僕のためなら

      >「緻密な監修を期待するならそもそもホクトに依頼すべきではない」

      という一文だけで十分じゃないでしょうか?
      正直あれだけの文章を読んでるとうんざりした気持ちになります。

      森の人さんの訴えたい気持ちはわかりますが、僕にはなんら響かないですし、でどうしたらいいの?って感じになります。

      そう言う意味での
      「正直この後に及んで何が言いたいのかわかりません。」
      であります。

      なので、文章が不明とかではなく、今この場で言うべきことなのか?というニュアンスです。

  5. 森の人 より:

    なるほど。
    私としてはこの一文だけでは「どうして企業に依頼するべきではないのか」の理由が判然としないので、十分だとは思いません。理由も述べずに批判することは中傷にあたると思いますし、いりさ氏に対しても、また出版社に対しても失礼にあたると思うからです。
    私としてはインターネットで発信する以上、自分と違う意見の持ち主の方から反対意見があり不快な気分になることは甘んじて受け入れる立場ですが、そういった人ばかりでないことを考慮すべきであったと反省しております。
    結果として、長文になってしまったことにより不快な気持ちにさせてしまった点につきましてはお詫び申し上げます。

    1. いりさじょうじ より:

      もし僕でしたらこう答えます。

      「それはホクトさんにしっかりしてもらわんとあかんとこですよね(笑)」
      「いやぁ、ホクトに期待するのはちょっと無理があるでしょう~ (^_^;)」

      僕はこれぐらいのあいまいさの方が好きですね。
      これだと誰も嫌な思いをしないで、ちゃんと真意は伝わります、少なくとも僕には。

      恐らく森の人さんは白黒をはっきり付けたいタイプで、相手にしっかりと自分の気持や真意を伝えなくてはならない、という信念の方、と想像します。
      それはそれで素晴らしいことだと思うし、とっても世の中に必要な方だと思っています。

      でも、ここで、そこまで言わなくてもいいんではないか?

      それが僕の本意です。
      前に書かれたことをもう一度お読み下さい。
      これだとホクトと出版社はお金儲けのことしか考えてないように思えます。

      ほんとにそうでしょうか?

      少なくともホクトは自社の宣伝もありますが、これによってキノコ好き(食べるだけじゃなく)人口を増やしたい、と思っているのではないでしょうか?
      それは僕たちきのこびとも同じで、キノコの事をもっと知ってもらい、食べ物としてだけじゃなく、もっと純粋にキノコのことを好きになって欲しいと思って、この「きのこびと」というサイトを作っています。

      またキノコの消費量を増やしたい、と言う目的も良いことだと僕は考えています(ホクトのキノコだけじゃないところが重要)。検定本の中では鼻につくぐらい栄養素のこと、そしてキノコは身体に良いこと、をアピールしておりますね。それはかなり度が過ぎているきらいはあるのですが、キノコが身体にいいのは間違いないと思いますし、現代人にはもっとたくさんキノコ(特に売っているもの)を食べて欲しいと僕でも思いますもん。

      ならば、このアピールし過ぎも、しゃあないか、、と思っています。

      そんなこんなで、森の人さんが書いてたことで引っかかったのはそこなんです。

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