きのこ組の本

『きのこ組の本』 すずきさちこ

きのこっのっこ~のこげんきのこ えりん~ぎまいたけぶなしめじ♪のCMソングできのこメーカー「ホクト」の名を全国に知らしめることになったマスコットキャラ「きのこ組」が、とうとう漫画になっちゃった!という、変形メディアミックス、もとい便乗商売的な本。

漫画は若年層、特に女性向けで、四コマ、ないし五コマ。ときおりイラストや写真などを挿入させつつ、キャラクターの個性を重視した……

ああもう面倒くさい。ウン、この際だからはっきり言おう。

この本、中身スッカスカ

そこそこかわいきゃそれでいいと思ってる!キノコへの愛情がまったく感じられん!個人的にそーいうのは許せん!

そもそもがキノコ的になっちゃおらんのよ。ご当地キャラとかイメージガールとか、性質上、あたりさわりないよーにするのが定石だっていうのはわかるんだけど。キノコは植物でもあり動物でもある存在。ときに薬として、ときに毒として「生」も「死」も招く存在。さらに言えば「正邪」「聖俗」ごたまぜな存在であるわけなのよ。

そいつらが全員仲良し一色でどーするよ!ぜんぜん混ざんないじゃん!卵の入ってない卵かけご飯じゃん!いくら混ぜてもただのご飯じゃん!

……はあはあ。ゴメン、ちょっと取り乱してしまった。今のは聞かなかったことにしてくれ。ああでもマイタケ・エリンギ組とホクト・ブナピ組が対立して、中立のブナシメジがあいだをかきまわす的な愛憎ドロドロストーリーだったら良かったのになって(そりゃムリだろ)。

それにしてもこの本、やけに高いなー(1300円)と思ってたら、届いて納得、製本が良すぎる。なにやら余裕らしきものが感じられてちょっと嫌味だ。あとブナシメジちゃんはどう見ても男の子にしか見えん。無理やり女性比率上げようとしてないか?それとホクト君は黄緑色をしているが、カビでも生えたのか。

注:この書評は客観的かつ公平な見地にもとづいており、ライバル企業を誹謗・中傷および嫉妬・羨望するものでは多分ありません。

「月刊きのこ人」(こじましんいちろう)に掲載分を再掲載

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