森の天の川

みなさんは、「光るきのこ」について、どれくらいご存知でしょうか?
「ヤコウタケ」や「ツキヨタケ」といった光るきのこは何度か耳にしたことがると思います。
特に「ツキヨタケ」に関してはこれからニュースでも取り上げられそうですね。

さて、この「光るきのこ」
実は、日本には10種類以上確認されています。みんな発生環境も様々で、姿かたちも変わっています。
光るきのこの多くは、八丈島や沖縄などの暖かい場所に生息しています。

「やっぱ福岡にはないよな…あったらいいのにな~」

初めはそんな考えから始まりました。
時間が過ぎ、きのこ観察会でお話をしていたとき光るきのこの話題になりました。

「そういえば、光るきのこが九州で見つかったってね!」
「そうかい。また見つかったんやね。」
「こりゃ近くにもあるかもしれないね、夜の山は歩かないからね…」

「やっぱり、あるんだ!」
なぜか、このときやる気に満ち溢れた私がいました(笑)

早速、光るきのこ探しが始まりました。
昼間に山に行っては下見をし、きのこの場所を覚えておく。そして、夜、実際に森の中を歩く。
夜の森は、方向がわからない。また、周りからガサッ、ガサッと音が聞こえました。遠くからは、何かが走ったような音。そして水が絶えず流れている音…
周りが見えないと、こんなにも心臓の「バクッ、バクッ」という音が聞こえてくるんですね。

引き返すことなく、歩いていると…
何か白いものが見えました。

「なんだろう、あの白いの…」

近づいてみると、「バシャン!」とものすごい音がしました。
「うわっっ、水だった!」
慌てすぎて、水の中に足が入ってしまったみたいです…

ようやく、白いものがあったところにつきました。
よく見るとそれはヒラタケのように木についていて、だけど、ものすごく小さなきのこでした。

「きれいだな~」
そして、それは頭上にもありました。まるで星たちが集まった天の川みたいに…

このきのこ同定結果は「ヒメヒカリタケ」ということが分かりました。「ヒメヒカリタケ」は実は身近な存在で、森の中を歩くとよく観察できます。
ただ、とても小さくあまり特徴的なきのこではないので、気づかず通り過ぎているかもしれませんね。

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