KINTOL(菌撮ル) ~園芸公園にて~

梅雨入り前。
暑からず寒からず、新緑がさわやかで湿度も低い・・・1年で最も快適なこの時期にキノコ好きは苦しむことになる。

「キノコがない!キノコ成分が足りない!! Give me more KINOKO !!」と。

しかし、どんな時期でもキノコが見られる場所はあるもの。今日は早起きして、とある場所へキノコを見に行くのだ!ふわはははは!!

……朝5時半起床。クルマで20分走ったところにあるその場所、そこは山でも森でもない。「園芸公園」だ!!

園芸公園。一般には「なんとかフラワーパーク」とか「花と緑のなんちゃら公園」とか銘打っていることが多いのだが、それはある一点においてふつうの公園とはあきらかにちがっている。それは、「年間を通じて花壇をほじくり返していること」!園芸公園を管理する人たちは、森林公園のように自然を美しく保つことにではなく、人の手を入れて美しく整えられた園地を見せることに重きをおくのだ。

園芸のプロ達が管理する公園。そこには当然ながら各種の肥料がバラまかれることになる。そしてそこには。ふつうの人は知らんだろうけど「肥料好きなキノコ」というものも生える。
なぜだかわからないが、キノコ的にはいかにも中途半端なこの初夏という季節に、そういったキノコはけっこう生えてくれるのだ。

雨上がりの今日は撮影にもベストのタイミング。さてさて、何が生えてるかな~?


駐車場でクルマから降りて30秒。探すまでもなくそれはわんさか生えていた。わーい!ヒトヨタケの仲間だ!
畑を好む代表的なキノコ、ヒトヨタケ類。灰色で傘がうすく足も細いきゃしゃなキノコで、堆肥や枯草など、特に栄養の多い場所を好み、植木鉢なんかにも生えて人を驚かせることがある。

たくさん種類があるものの、そのほとんどは食べることができないし、鑑賞するにしても貧相な上、色合い的にいかにも地味だ。でもクローズアップして撮ると、たまにハッとするような美しさを見せることがある。カメラマンの私にはそれだけでじゅうぶんだ。
さっそく撮影を開始した。


うん、なかなか良い感じね。

ところで、このキノコを「ヒトヨタケ」と呼ぶのには理由がある。
その由来というのは……一晩にして生えたかと思ったら、あくる日にはもうしおれて溶けてしまうことから、「一夜で枯れるキノコ」「一夜茸」としたものである。

じっさい、いま撮っているキノコも、まだ朝の6時過ぎだというのにベストタイミングを過ぎ、すでに少ししおれ、黒ずみ始めている。
わざわざ早起きしたのを無駄にしちゃならない。急いで撮らなきゃ。


はかなさもこのキノコの魅力。一夜かぎりのダンスを踊っているカップルを写真におさめて、今日はその場所を後にした。

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